こんにちは。
みちのくDr.です!
本日は、コレステロールとは何か簡単に役割などを紹介します。
コレステロールが高いので気をつけてくださいと医者に言われても、
「そもそもコレステロールとは何?」
「コレステロールの役割を簡単に教えて!」
と思う人は多いですよね。
そこで、本日は、
- コレステロールとは
- LDLとHDLコレステロールの脂質としての役割
この2つをもとにコレステロールについて簡潔にわかりやすく紹介します。
コレステロールは不足すると体調を崩す原因になる脂質の一つであると同時に、過剰になると脂質異常症などの病気を引き起こす栄養です。
過不足なく摂取することが大切なコレスロールとはどんな栄養か、ぜひ本記事を通して確認してみてください。
三大栄養素の一つである脂質に含まれるのがコレステロールです。
脂質は「油」で悪いイメージを持ちそうですが、おいしいと感じる栄養だからこそ体に欠かすことのできない栄養でもあります!
脂質がどれだけ大切な栄養なのかについては、ぜひ次の記事を一度のぞいてみてください。
目次
はじめに、コレステロールとは何かについて紹介します。
コレステロールは食事から摂取した脂質などをもとに、主に肝臓で作られます。
作られたコレステロールは、体の中で以下の3つの役割を果たします。
- 臓器や細胞を作る
- さまざまなホルモンになって体の調整をする
- 胆汁酸になって脂質やビタミンの吸収を助ける
このように体にとって重要な役割を担うので、不足すると肌がカサカサになったり体調を崩す原因になります。
コレステロールの原料である脂質を過剰に制限しすぎると体に悪影響が出るので、脂質は少なくとも1日のカロリーのうち20%は摂取することが大切です。
ざっくりと、1日に必要なカロリーは次の計算式です。
体重(kg)× 30キロカロリー
例えば、60kgの人なら1,800kcalです。そのうちの20〜30%の360〜540kcalが脂質で摂取する目安です。
脂質の1日の摂取量の目安については、次の記事で男女別の一覧を掲載しているので、自分の体にあった量を確認してみてください。
コレステロールはさらに、
- 悪玉のLDLコレステロール
- 善玉のHDLコレステロール
この2つに主に分かれて、まとめて説明すると次の図のような役割を果たします。
以降でそれぞれのコレステロールの役割について紹介します。
悪玉のLDLコレステロールとは
悪玉と呼ばれるLDLコレステロールは、先ほどの図で紹介したようにホルモンなどを作る臓器に血管をとしてコレステロールを運びます(2)。
そのため、脂質をとりすぎてしまうとLDLコレステロールが血液中に増えすぎてしまいます。
増えすぎると、次の図のように血管にこぶ(プラーク)ができて動脈硬化の原因になります。
動脈硬化は万病のもとで、心筋梗塞や脳卒中などの生活習慣病を引き起こす一番の悪役と言ってもいいほどの悪さをします。
動脈硬化が原因で起こる生活習慣病の健康被害については、次の記事も参考にしてみてください。
善玉のHDLコレステロールとは
反対に、善玉と呼ばれるHDLコレステロールは、先ほどの図で紹介したように血液中のLDLコレステロールを肝臓に戻す働きをします(3)。
血液中の増えすぎたLDLコレステロールを減らして、動脈硬化が進行するのを抑える役割をするので「善玉」と呼ばれています。
HDLコレステロールは高いほうがいいため、健康診断では「40mg/dl以上」が健康的とされています。
LDLコレステロールは低く、HDLコレステロールは高くなるような生活習慣を心がけることが大切です。
コレステロールを含めた脂質異常症を改善・予防するための生活習慣については次の記事で紹介しているのでぜひチェックしてみてください。
本日は、
- コレステロールとは
- LDLとHDLコレステロールの脂質としての役割
この2つをもとにコレステロールについて簡潔にわかりやすく紹介しました。
コレステロールは体に欠かせない栄養であると同時に、過剰摂取すると脂質異常症などの原因になってしまいます。
健康を保つためには、悪玉のLDLコレステロールは低く、善玉のHDLコレステロールは高くなるように食事や運動などの生活習慣を整えることが大切です。
健康診断の時にコレステロールで異常を指摘されないように、今日からコレステロールを意識してみてください!
それでは今日も、良い筋トレライフを!
出典