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低血糖はどのくらい血糖値が低いと症状がでるの?7つの原因と対処法

低血糖はどのくらい血糖値が低いと症状がでるの?7つの原因と対処法

みちのくDr.
みちのくDr.

こんにちは。

みちのくDr.です!

本日は、低血糖について紹介します。

食後にめまいや冷や汗の症状が出る人や糖尿病の人は、

「もしかして低血糖?」

と思い当たる出来事があったり、

「低血糖とはなに?」

と低血糖の症状などについてより詳しく知りたい人もいますよね。

そこで、本記事では、

  • 低血糖とは?
  • 低血糖の症状
  • 低血糖の原因
  • 低血糖の対処法

この4つをもとに低血糖についてわかりやすく説明します。

血糖値が低い状態の低血糖は、すぐに対処しないと命に関わることもあります!

糖尿病ではない人でも、低血糖になることはあるのでぜひ低血糖の予防目的に本記事を最後までご覧ください。

みちのくDr.
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マラソンでは「30kmの壁」という言葉があり、「ハンガーノック」とも呼ばれます。

 

ハンガーノックとは、まさしく体の糖分がなくなってしまう「低血糖」の状態のことです!

 

よく運動する人やお酒をたくさん飲む人にも低血糖は起こることがあるので、症状や対処法を確認してみてください。

低血糖とは?糖尿病の人は要注意!

低血糖とは?糖尿病の人は要注意!

低血糖とは、血糖値が70mg/dl以下になると体が血糖値を上げようとしたり、不足するために出る症状のことで「低血糖症状」と呼ばれます(1)。

ただし、血糖値がもっと低くなっても特に症状が出ない人もいて低血糖の症状が出る血糖値は人によって違うこともあります。

特に、糖尿病の治療をしている人では無自覚のうちに低血糖になっていることもあるの注意が必要です。

以降では、低血糖に気づくための具体的な症状について説明します。

みちのくDr.
みちのくDr.

特に病気のない健康な人は低血糖の症状が出やすい。

 

長時間の運動や欠食でも低血糖はおきます。

 

今までに低血糖の症状を経験したことがないか確認してみてください。

低血糖の症状

低血糖の症状

低血糖の症状は一般的に、

  • 血糖値70mg/dl以下
  • 血糖値50mg/dl以下

この二つの数値によって違う症状が出てくると言われています。

数値別にそれぞれの症状を紹介します。

血糖値が70mg/dl以下 交感神経症状

血糖値70mg/dl以下になった時に出る症状は交感神経症状と呼ばれ、次のような症状です。

血糖値が70mg/dl以下の時に出る交感神経症状
  1. 冷や汗
  2. ふるえ
  3. 不安感
  4. 吐き気
  5. 異常な空腹感
  6. 動悸(ドキドキする)

※低血糖症状が出る血糖値には個人差があります。

「まさかあの時の症状って…」

と、思い当たる出来事がある人もいるのではないでしょうか。

これらの症状は、体が血糖値を上げようとがんばる結果として出ます。

交感神経症状が出た時は、最後に紹介する低血糖の対処法をすぐに行なってください!

みちのくDr.
みちのくDr.

自分も以前にマラソンをしていた時に「30kmの壁」で低血糖を経験しています。

 

これまで経験したことのないような猛烈な空腹感や冷や汗を感じたことのある人は、低血糖だったかもしれません!

 

放置してもっと血糖値が低くなると次に紹介する「中枢神経症状」と呼ばれる症状が出てしまいますよ。

血糖値が50mg/dl以下 中枢神経症状

血糖値50mg/dl以下になった時に出る症状は中枢神経症状と呼ばれ、次のような症状です。

血糖値が50mg/dl以下の時に出る中枢神経症状
  1. 眠気
  2. めまい
  3. 強い脱力
  4. 強い疲労感
  5. 意識の消失
  6. けいれん
  7. 昏睡

※低血糖症状が出る血糖値には個人差があります。

血糖値が50mg/dlを下回ると、脳が働かなくなって意識を失ったりします。

場合によっては、命に危険が及ぶことがあるので低血糖にならないことやすぐに対処できるようにしておくことが大切です。

みちのくDr.
みちのくDr.

低血糖にならないように低血糖の原因を知っておくことも大切です。

 

また、低血糖になった時の対処法を知っておけば、有事に備えることができます。

 

低血糖の原因と対処法について、以降で一緒に確認していきましょう。 

低血糖の原因

低血糖の原因

低血糖の原因としては、次のような要因があります。

低血糖の原因
  1. 飲酒
  2. 欠食
  3. 長時間の運動
  4. 空腹での運動
  5. 食事の量や糖質不足
  6. 糖尿病の治療薬の影響

糖尿病の薬の影響はもちろん、健康な人でも食事不足や長時間の運動が原因で低血糖を起こしてしまうこともあります。

こういった原因が起きそうな時には、低血糖に対処できるように対処法を知っておきましょう!

みちのくDr.
みちのくDr.

糖尿病の治療をしている人は必ず対処法を知っておきましょう!

 

また、マラソンやトライアスロンなど長時間の運動をする人も絶対に対処法を確認しておいてください! 

低血糖の対処法 ブドウ糖10gの備え

低血糖の対処法 ブドウ糖10gの備え

最後に低血糖の対処法について紹介します。

先ほど紹介したような低血糖の症状が起きた時には、できる限る早くブドウ糖10gを摂取して安静になりましょう。

ブドウ糖として、

  • アメ 3-4粒
  • ラムネ 10g
  • ジュース(※)150〜200ml

※0キロカロリーの人工甘味料ではなく砂糖が入っているもの

これらをすぐに摂取できるようにしておくことがおすすめです。

ブドウ糖を摂取して15分以上たっても良くならない時は、もう一度摂取してみてください。

それでも症状が良くならない時や意識がない場合には、急いで治療する必要があるのですぐに救急車を呼んでください。

みちのくDr.
みちのくDr.

もしも低血糖のような症状を感じた時に車を運転していたら、車の運転をすぐにやめてください。

 

低血糖については、テルモが漫画で無料で紹介しているので難しかった人は次のリンクも確認してみてください。

まとめ

まとめ

本記事では、

  • 低血糖とは?
  • 低血糖の症状
  • 低血糖の原因
  • 低血糖の対処法

この4つをもとに低血糖についてわかりやすく説明しました。

低血糖は血糖値が70mg/dl以下になると、冷や汗やめまいなどの症状を感じることです。

長時間食事をしなかったり、長時間の運動をすると誰でも低血糖は起こることがあります。

低血糖を放置すると命に関わることがあるので、低血糖の原因が起きそうな時には常にブドウ糖10gを持って有事に備えましょう!

みちのくDr.
みちのくDr.

それでは今日も、良い筋トレライフを!

 

 

出典

(1)国立国際医療情報研究センタ 糖尿病情報センター「低血糖」

(2)テルモ 糖尿病ケアサイト「糖尿病と低血糖をよく知ろう」

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