こんにちは。
みちのくDr.です!
本日は、レモン水を飲むデメリットについて紹介します。
レモン水は体に良いとよく聞くものの、
「レモン水を飲むとデメリットもある?」
「レモン水を飲みすぎるとどうなるの?」
と、疑問に思う人もいるのではないでしょうか。
そこで、本記事では、レモン水を飲んだ時に生じる健康被害について紹介します。
レモン水を飲むとビタミンCやクエン酸を摂取できるので、デトックスや美容に効果的な可能性がありますが、体に良いものも過剰摂取すれば毒になるのが世の常です。
では、レモン水を飲みすぎるとどのようなデメリットがあるのか、以降で確認してみてください。
次の記事で紹介しているように、レモン水を適度に飲むと健康や美容にメリットがあるかもしれません!
しかし、いくらレモン水を飲むとアンチエイジングになる可能性があるといえど、飲み過ぎはNGです!
では、レモン水を飲むデメリットについて、以降で詳しくチェックしていきましょう。
目次
レモン水を飲みすぎた時に生じやすい健康被害は次の2つです。
- 歯のエナメル質が溶ける可能性
- 胃酸が分泌されて胸焼けする可能性
2つのデメリットについて、それぞれ以降で詳しく説明します。
レモン水を飲むデメリット①歯のエナメル質が溶ける可能性
レモン水は酸性度が強い飲み物のため、歯のエナメル質が一時的に溶ける酸蝕症(さんしょくしょう)という状態になる可能性があります(1, 2)。
溶けた歯のエナメル質は唾液の働きで修復されますが、少なくとも30分間は硬いものを食べたり歯磨きするのを控えたほうがいいと言われれています(1)。
30分待てないという人は、酸が歯のエナメル質を溶かす前に水で口をゆすぐのがおすすめです(1)。
レモン水を飲むデメリット②胃酸が分泌されて胸焼けする可能性
レモン水を含め、柑橘系の果物に含まれるクエン酸などの成分は胃酸の分泌を増やすため、胸焼けや呑酸(どんさん)などの逆流性食道炎のような症状が出ることがあります(3)。
レモン水を飲むとと胸がムカムカしたり胸痛がするという人は、胃酸が分泌されている影響かもしれません。
胸焼けなどの症状がする人は、レモン水の量を少なくするか、レモン水を飲むのを控えるようにしてみてください。
他のサイトでは、レモン水を飲むと「ソラレン」という栄養素の影響で日焼けしやすくなるという情報がありますが、レモン水を飲むと日焼けしやすいかどうかははっきりわかっていません。
ただ、レモンなどの柑橘系の果物の液体を直接肌に塗ると、確かに日焼けしやすくなることは事実です。
日焼けしたくない人は、レモン水を飲むなら日焼け止めなどで適度にUVカットしたほうがいいかもしれません。
レモン水を飲むデメリットを最小限にするには、次の4つ対策を実践することがおすすめです。
- ストローで飲む
- 水で口をゆすぐ
- 朝や昼など日中に飲む
- 1日200mlまでに制限する
レモン水の酸によって歯のエナメル質を溶けないようにするには、ストローで飲むようにしつつ、飲んだ後にに水で口をゆすぐのがおすすめです。
また、胸焼けなどの症状は横になって寝る夜などに起こりやすいので、レモン水は夜ではなく朝や昼などの日中に合計200mlを限度に飲むのがおすすめです。
あまり夜遅くにレモン水を飲むと、歯磨きをした時に歯を傷め、寝ている間に胸焼けする原因になるので、4つの対策をとるようにしてみてください。
本記事ではレモン水のデメリットとして酸蝕症と逆流性食道炎を紹介しましたが、実はお酒を飲むデメリットでもあります。
ほとんどのお酒はpH5.5以下の酸性の飲み物で、歯のエナメル質を溶かしたり逆流性食道炎の原因になりえます。
歯の健康も保ちたい人は、お酒を飲む時もこまめに水を飲んだりするようにしてみてください。
本記事では、レモン水を飲んだ時に生じる健康被害について紹介します。
レモン水を飲みすぎた時に生じやすい健康被害は次の2つです。
- 歯のエナメル質が溶ける可能性
- 胃酸が分泌されて胸焼けする可能性
上記のレモン水を飲むデメリットを最小限にするには、次の4つ対策を実践することがおすすめです。
- ストローで飲む
- 水で口をゆすぐ
- 朝や昼など日中に飲む
- 1日200mlまでに制限する
レモン水は体に良い効果もありますが、飲みすぎたり飲み方が悪いと健康被害が出ることもあります。
レモン水を飲むデメリットを最小化するためにも、本記事で紹介した対策を実践しつつレモン水を楽しんで飲んでみてください。
それでは今日も、良い筋トレライフを!
出典
(1)北迫 勇一, 酸蝕症の病態と臨床対応, 日本補綴歯科学会誌, 2015, 7 巻, 2 号, p. 142-147