こんにちは。
みちのくDr.です!
本日は、脂質とはどんな役割をする栄養素なのか紹介します。
脂質は炭水化物やタンパク質とまとめて三大栄養素と言われる重要な栄養素ですが、
「脂質とはなに?」
「脂質は体の中でどんな働きをするの?」
と疑問に思う人は多いですよね。
そこで、本記事では、
- 脂質とは?
- 脂質の栄養素としての役割や働き
- 脂質と脂肪の違い
この3つをもとに脂質について紹介します。
脂質は悪い栄養ではなく、人の体に欠かすことのできない重要な栄養素です!
「脂肪は敵!」と思っている人はぜひ本記事を通して脂質の役割を知って、脂質と友達になってください。
- 脂質
- 炭水化物
- タンパク質
この3つの栄養素は人の体に欠かせない三大栄養素と言われています。
炭水化物とタンパク質についてはそれぞれ以下の記事で詳しく紹介しているのでぜひ合わせてご覧ください。
目次
脂質とは、炭水化物やタンパク質と肩を並べる三大栄養素の一つで、人の体のエネルギー源です(1)!
脂質は1gあたり9kcalのエネルギーとして人の体で利用されます(2)。
三大栄養素とアルコールのカロリーをまとめると次の表の通りです。
栄養として重要な脂質には、
- 脂肪酸
- 中性脂肪
- リン脂質
- 糖脂質
- ステロール
といった種類があります。
脂質の中でも脂肪酸はさらに次の図のように分かれます。
図の赤で囲まれた飽和脂肪酸は摂りすぎに注意が必要な脂質です。
反対に、青で囲まれたn-3系脂肪酸とn-6系脂肪酸は人の体で作ることのできない必須脂肪酸と呼ばれる脂質で、摂取不足にならないようにする大切な栄養です。
飽和脂肪酸は摂りすぎると悪玉コレステロールの上昇につながります。
n-3系とn-6系脂肪酸の不足は善玉コレステロールの低下の原因です。
どちらの場合でも脂質異常症の原因になってしまうでそれぞれ過不足なく摂取することが大切です!
脂質の栄養素としての役割は、先ほど紹介したように1gあたり9kcalのエネルギーになる以外にも以下の働きがあります。
- 1gあたり9kcalのエネルギー源
- 脂溶性ビタミン(A・D・E・K)などの吸収を助ける
- 皮膚や臓器などの細胞膜の成分
- ホルモンを作る材料
- 皮膚炎などの発症予防
脂質は生きるためのエネルギーとしても、美容や病気の予防はもちろん人の体に大切なホルモンの材料にもなる栄養で、重要な栄養素としての働きがあります。
ついつい脂質を避けてしまいがちですが、美容や健康のために1日のカロリーのうち20%は最低でも脂質から摂取したほうがいいです。
今は「脂質0」「脂肪0」といった商品がたくさんあって脂質を10%以下におさえることも簡単です。
あんまり脂質を制限しすぎるとホルモンバランスや肌荒れの原因など健康被害が出てきてしまうのでお気をつけください。
最後に脂質と脂肪の違いについて紹介します。
食べ物から摂取した栄養は「脂質」で、小腸と呼ばれる腸で主に吸収されます。
吸収された脂質は先ほど紹介したような役割や働きをする物質として使われ、余った脂質が「中性脂肪」として体に蓄えられます。
ざっくりと、脂質は食事から摂取した栄養で、脂肪は体の中で余った脂質と考えてください。
脂質の中でも飽和脂肪酸を摂りすぎると皮下脂肪や内臓脂肪が増える原因になります。
脂質は1日のカロリーの20〜30%を目安に摂取すると過不足ないとされていますよ。
本記事では、
- 脂質とは?
- 脂質の栄養素としての役割や働き
- 脂質と脂肪の違い
この3つをもとに脂質について紹介しました。
脂質は悪い栄養ではなく、以下のような人の体にかかることのできない役割をする重要な栄養素です!
- 1gあたり9kcalのエネルギー源
- 脂溶性ビタミン(A・D・E・K)などの吸収を助ける
- 皮膚や臓器などの細胞膜の成分
- ホルモンを作る材料
- 皮膚炎などの発症予防
過不足なく脂質を毎日摂取できるように毎日の食事について考えるきっかけにしてください。
脂質も栄養として十分に摂取して、誰もが生まれ持っている資質をさらに高めていきましょう!
それでは今日も、良い筋トレライフを!
出典