こんにちは。
みちのくDr.です!
本日は、飲酒した時の水分補給や二日酔いの対策について紹介します。
お酒を飲んだ後は、喉が渇いて水分補給したくなる人がほとんどではないでしょうか。
たくさんアルコールを摂取した翌日などに二日酔いになって気持ち悪い経験をしたことがある人の中には、
「アルコールを飲むとどのくらい脱水になる?」
「ポカリは二日酔いを早く治してくれるの?」
と疑問に感じたことがある人は多いでのはないでしょうか。
そこで、本記事では、
- アルコール1単位20gあたり550mlの水分補給が目安
- ビールなどのお酒を飲んだ後に脱水になるのは利尿作用の影響
- 二日酔いで気持ち悪いのはアルコール分解後のアセトアルデヒドの影響
- 二日酔いにポカリやアクエリアスなどのスポーツドリンクは効果的!
この4つをもとに、アルコールによる脱水と二日酔いの対策についてわかりやすく紹介します。
お酒を飲んだ後に水分補給としてどのくらいの水分を飲めばいいのか、そして、二日酔い対策として何を飲めばいいか知りたい人はぜひ本記事を確認してみてください。
アルコールを飲んだ後に脱水症や気持ち悪い二日酔いにならないように、二日酔いになったとしてもすぐに回復できるように今回の記事をお役立てください。
少し前はよく「チェイサー」と注文して、お店でお酒を飲む時もお水も一緒に頼んでいた人もいますよね。
でも、水を飲んでいたとしてもどのくらい飲めばいいか目安を知らない人がほとんどではないでしょうか。
目安を知らない人は、お酒を飲んだらどのくらいのお水を飲めばいいのか、以降で一緒に確認していきましょう!
目次
はじめに、お酒を飲んだらどのくらい水分補給したらいいか目安を紹介します。
お酒を飲んだ後は脱水になったり酔っ払ってしまうため、アルコール20gあたり550mlの水分補給をすることが目安です(1, 2)!
アルコール20gに相当するお酒の種類ごとの量としては、以下の図と表の量が目安です。
お酒の種類 | アルコール度数 | 容器の量 | 許容量 | カロリー |
---|---|---|---|---|
ビール | 5% | 500ml 1缶 | 500ml | 202kcal |
発泡酒 | 5% | 500ml 1缶 | 500ml | 227kcal |
日本酒 | 15% | 1合 | 180ml | 196kcal |
ウイスキー | 43% | ダブル1杯 | 60ml | 135kcal |
ハイボール | 9% | グラス1杯 | 260ml | 135kcal |
焼酎 | 25% | 0.6合 | 100ml | 142kcal |
ワイン | 14% | 1/4本(2杯) | 180ml | 140kcal |
チューハイ | 5% | 500ml 1缶 | 500ml | 253kcal |
梅酒 | 13% | グラス 2杯 | 200ml | 327kcal |
ブランデー | 40% | ダブル 1杯 | 60ml | 135kcal |
上記の表から、例えば、ビールを1缶500ml飲んだらお水を550ml飲むのが目安です。
コップ1杯のお酒を飲んだら、同時にコップ1.1杯のお水も最低限飲むと、お酒を飲んだ後の脱水や翌日の二日酔いの予防ができます!
お酒を飲んだらそれ以上のお水も一緒に飲むようにしてみてください!
空腹の状態でアルコールを飲むと、1〜2時間で胃や小腸でアルコールが吸収されてすぐに酔いが回ります。
お水を先に飲むだけでも、アルコールの吸収を遅らせるだけでなく、飲む量を減らす効果があります。
アルコールを飲む時は、空腹の状態ではなく、何か食べてからかお水を飲んでから飲むのがおすすめです。
次に、お酒を飲んだ後はどうして脱水症になるのか紹介します。
アルコールはバソプレシンという抗利尿ホルモン(尿を作るのを制限して体の水分量を保つ働きをするホルモン)の量を減らしておしっこの量を増やす利尿作用があります(3)。
バソプレシンは水分が不足しそうな時に増えて、腎臓が尿を作る量を少なくすることで体が脱水にならないように調整してくれるホルモンです。
アルコールを飲むとこのバソプレシンのホルモンの量が減るため、飲んだ分のお酒以上に体の水分が尿として出て脱水になりやすいです。
そのため、先ほど紹介したようにアルコール20gに相当する量のお酒を飲んだら、水を最低550mlは同時に飲むようにしてみてください。
アルコールは肝臓で代謝されて体の外に出るまで時間がかかりますが、お水は代謝される必要がないのでアルコールより早く体の外に出ます。
そのため、アルコールと同じ量の水を飲んだとしても、脱水になる可能性はあります!
アルコールを飲んだら、喉が渇く前にお水もたくさん飲むようにしてみてください!
次に、どうしてお酒をたくさん飲んだ後は二日酔いになるのか紹介します。
アルコールは肝臓で次のような順番で代謝・分解されます(1)。
アルコール → アセトアルデヒド →酢酸
アルコールを摂取すると、上記のようにアセトアルデヒドという有害な物質が大量に出ることで、
- 頭痛
- 吐き気
- だるさ(倦怠感)
- 気持ち悪い
- 体のむくみ
という症状が出現します。
アルコールをたくさん飲むと、先ほど説明したように体の水分が尿としてたくさん出るため、血液中のアセトアルデヒドの濃度も高くなります。
当たり前ですが、結果としてアルコールは飲めば飲むほど二日酔いになりやすいです。
そのため、二日酔いを予防するにはお酒の飲みすぎに気をつけつつ、お酒の量以上にお水を飲むことがおすすめです。
肝臓がアルコールを代謝するには、一般的に4〜5時間かかります。
そのため、お酒を飲めば飲むほど後で発生するアセトアルデヒドの量が多くなり、飲んだ直後ではなく翌日などに二日酔いの症状がひどくなります。
アルコールの代謝については、次の記事で紹介しているので詳しく知りたい人はぜひ合わせてご覧ください。
最後に、ポカリなどのスポーツドリンクは二日酔いに効くかどうか説明します。
ズバリ、ポカリは二日酔いを治すのに効果的な飲み物です!
先ほど説明したように、二日酔いはお酒が代謝されてできるアセトアルデヒドの濃度が高い状態と脱水症が混ざった状態です。
ポカリを飲むと水より早く脱水症から回復でき、同時に肝臓がアルコールを代謝する時に消費した糖質を補うことができます。
そのため、お酒を飲んだ後や二日酔いの時にポカリやアクエリアスなどのスポーツドリンクや経口補水液を飲むことはおすすめです!
水分補給としては、
- お水
- 白湯
- 麦茶(カフェインなし)
もおすすめですが、より早く脱水を治したい時はスポーツドリンクや経口補水液がおすすめです。
反対に、
- 緑茶
- 紅茶
- 烏龍茶
- コーヒー
上記のような飲み物は、カフェインの利尿作用で脱水症や二日酔いになりやすくするため水分補給としてはおすすめできません。
朝起きた時や1日にどのくらいの水分を飲めばいいかについては、次の記事もぜひ参考にしてみてください!
本記事では、
- アルコール1単位20gあたり550mlの水分補給が目安
- ビールなどのお酒を飲んだ後に脱水になるのは利尿作用の影響
- 二日酔いで気持ち悪いのはアルコール分解後のアセトアルデヒドの影響
- 二日酔いにポカリやアクエリアスなどのスポーツドリンクは効果的!
この4つをもに、アルコールによる脱水と二日酔いの対策について紹介しました。
お酒を飲んだ後は脱水になったり酔っ払ってしまうため、アルコール20gあたり550mlの水分補給をすることが目安です(1, 2)!
アルコール20gに相当するお酒の種類ごとの量としては、以下の図と表の量が目安です。
お酒の種類 | アルコール度数 | 容器の量 | 許容量 | カロリー |
---|---|---|---|---|
ビール | 5% | 500ml 1缶 | 500ml | 202kcal |
発泡酒 | 5% | 500ml 1缶 | 500ml | 227kcal |
日本酒 | 15% | 1合 | 180ml | 196kcal |
ウイスキー | 43% | ダブル1杯 | 60ml | 135kcal |
ハイボール | 9% | グラス1杯 | 260ml | 135kcal |
焼酎 | 25% | 0.6合 | 100ml | 142kcal |
ワイン | 14% | 1/4本(2杯) | 180ml | 140kcal |
チューハイ | 5% | 500ml 1缶 | 500ml | 253kcal |
梅酒 | 13% | グラス 2杯 | 200ml | 327kcal |
ブランデー | 40% | ダブル 1杯 | 60ml | 135kcal |
ビールなどのお酒を飲むと、バソプレシンという抗利尿ホルモンの量が減ってトイレの回数が増えるため脱水になりやすいです。
また、アルコールが代謝されるとアセトアルデヒドという有害な物質が大量に出るため、
- 頭痛
- 吐き気
- だるさ(倦怠感)
- 気持ち悪い
- 体のむくみ
などの症状や二日酔いが生じます。
二日酔いから回復するにはポカリなどのスポーツドリンクを飲むのが効果的です!
二日酔いにならないようにお酒を適量にしつつ、お酒の量以上にお水を飲むようにしてみてください!
また、二日酔いになったとしてもスポーツドリンクなどを使ってできるだけ早く回復できるように調整してみてください。
お酒を飲んだら水分補給を十分にして、体調を整えましょう!
それでは今日も、良い筋トレライフを!
出典