こんにちは。
みちのくDr.です!
本日は、睡眠不足のデメリットや健康への影響と寝不足の時の症状や病気のリスクについて紹介します。
慢性的な睡眠不足や寝不足が続いている人の中には、
「睡眠不足のデメリットや健康のリスクは?」
「寝不足がらくる病気や症状は?」
と、睡眠不足が続くと健康にどのような影響があるのか疑問に思う人が多いのではないでしょうか。
そこで、本記事では、
- 睡眠不足とは?寝不足のデメリットや健康への影響
- 睡眠不足や寝不足の時の9つの症状
- 慢性的な睡眠不足が続くと起こる病気
この3つをもとに、睡眠不足の影響と寝不足の時の症状や起こりやすい病気についてわかりやすく紹介します。
睡眠不足が体に悪いことはわかっていても具体的にどのような悪影響があるのか知らない人は、ぜひ本記事を通して寝不足の健康被害について確認してみてください。
すでに慢性的な睡眠不足の症状がある人は、寝不足からくる病気にならないように睡眠環境を変えるきっかけに本記事をお役立ください。
仕事や家事や勉強が忙しくて睡眠不足になっていませんか?
もしも、睡眠時間が5時間〜6時間の状態が続いていたら、ほとんどの人は慢性的な睡眠不足です!
何日も睡眠不足が続くと倒れるリスクがあるので、健康に悪影響が出ないようにぜひ睡眠不足の影響について確認してみてください。
目次
はじめに、寝不足のデメリットや健康の影響について紹介します。
睡眠不足とは十分な睡眠がとれていない状態のことで、睡眠時間が不足していること以外にも以下のようなことをまとめて「睡眠障害」ということもあります(1)。
以下の項目の1つ以上該当する場合に「睡眠障害」という。
- 十分な睡眠がとれていない(睡眠不足)
- 睡眠時間帯を間違えている
- よく眠れない
- 体が必要とする睡眠の種類(ステージ)がとれていない
- 質の悪い睡眠を引き起こす原因や病気がある
参考:NIH SLEEP DEPRIVATION AND DEFICIENCY「What Are Sleep Deprivation and Deficiency?」
十分な睡眠をとりたいと思う欲求は食欲や性欲を含めてよく言われる「三大欲求」で、睡眠は生涯を通じて健康で幸福であるために必要不可欠です。
そのため、寝不足の最大のデメリットは幸福感が薄れたりなくなってしまうことです。
他にも、睡眠不足が続くと、
- 心と体の病気のリスクを高める
- 起きている時の生産性が下がる
- 仕事や家事などに支障が生じる
- 感情のコントロールが難しくなる
- 死亡するリスクを高める
といった健康への悪影響やデメリットが生じます!
また、睡眠不足に一度なると、次の図のような睡眠不足の負の悪循環にはまってしまい、さらに睡眠不足が悪化してしまいます。
睡眠不足の負のサイクルから抜け出すには、十分な睡眠をとれるように睡眠環境を改善する以外に方法はありません。
コーヒーなどを飲んで一時的に生産性を上げるだけでなく、根本的に睡眠不足を解決できるように調整してみてください。
睡眠不足の負のサイクルの結果起きた大きな事故として、
- 交通事故
- 大型船の座礁
- 航空機の墜落
- 原子力発電所のメルトダウン
など、人の命を奪う事故が起こっています。
また、睡眠不足は事故以外にも本記事の最後で紹介する病気のリスクも高めてしまいます。
では、睡眠不足に気づくために、どのような症状があれば睡眠不足なのか次に確認していきましょう!
睡眠不足や不足の時に感じる症状としては、主に次の9つの症状があります。
- 眠い(眠気)
- 頭痛
- 吐き気
- めまり
- だるい(倦怠感)
- 気持ち悪い
- ストレスを感じる
- イライラする(怒りっぽい)
- 集中力・注意力・判断力の低下
睡眠時間が5時間〜6時間以下と短い時に、上記のような症状を感じる人は睡眠不足です。
また、一般的に大人にとって理想の睡眠時間といわれる7〜8時間の睡眠でも上記のような症状を感じる人は、
- 睡眠の質や環境が悪い
- より長い睡眠が必要
- 睡眠に影響する病気が隠れている
上記のいずれかの状態で睡眠不足です!
睡眠時間を長くしたり、睡眠の環境を良くしたりしても睡眠不足の症状が続く時は、隠れた病気があるかもしれないので一度医師に相談してみてください。
睡眠不足は単純に時間だけの問題ではなく、「睡眠の質」も大切です。
睡眠も、「時間」×「質」が大切なので、どちらもベストな状態にできるように調整してみてください。
最適な睡眠時間に関しては、次の記事でくわしく紹介しているのでぜひ合わせてご覧ください。(睡眠の質については後日記事を公開するのでお待ちください。)
最後に、慢性的な睡眠不足が続くと起こる病気について紹介します。
睡眠不足の症状が続いた時に、寝不足からくる病気としては主に次のような疾患があります。
- うつ病
- 気分障害
- 社会不安障害
- 慢性疲労症候群
- 免疫力の低下からかかる感染症
- 肥満症
- 高血圧
- 糖尿病(インスリン抵抗性悪化)
- 脂質異常症
- 心筋梗塞などの心臓病
- 脳卒中
- 慢性腎不全(腎臓病)
- がん
- 認知症
参考:NIH SLEEP DEPRIVATION AND DEFICIENCY「What Are Sleep Deprivation and Deficiency?」
代表的な病気だけでも上記のような疾患があり、これ以外にもたくさんの病気のリスクが睡眠不足の影響がで上がります!
寝不足が原因で起こる病気は、じわじわと慢性的な睡眠不足が続くことで数年から数十年かけて発症します(2, 3)。
睡眠不足が続くと、
- 心の健康
- 体の健康
- 生活の質
全ての状態が悪くなって健康寿命が短くなるので、睡眠不足を感じた今日から自分の睡眠について見直してみるようにしてみてください。
時間がないから睡眠時間を削って作業するより、しっかり寝て判断力や集中力を上げて作業したほうが間違いなく効率的です!
睡眠時間を削って勉強や仕事をすると、あとで大きな代償を払うことになってしまうので、安易に睡眠時間を短くしないようにしてみてください。
十分な睡眠をとる意味については、次の記事で紹介しています。睡眠の役割を確認したうえで、今日から睡眠環境を整えてみてください。
本記事では、
- 睡眠不足とは?寝不足のデメリットや健康への影響
- 睡眠不足や寝不足の時の9つの症状
- 慢性的な睡眠不足が続くと起こる病気
この3つをもとに、睡眠不足の影響と寝不足の時の症状や起こりやすい病気について紹介しました。
睡眠不足とは十分な睡眠がとれていない状態のことです。
睡眠不足のデメリットや健康への影響としては、次のようなことが挙げられます。
- 心と体の病気のリスクを高める
- 起きている時の生産性を下げる
- 仕事や家事などに支障が生じる
- 感情のコントロールが難しくなる
- 死亡するリスクを高める
睡眠不足が続くと、心身の健康と生活の質に悪影響が及んで人生の幸福感が下がってしまいます!
そのため、寝不足を感じている人は今日から睡眠の質や時間を改善できるように調整してみてください。
それでは今日も、良い筋トレライフを!
出典
(1)NIH SLEEP DEPRIVATION AND DEFICIENCY「What Are Sleep Deprivation and Deficiency?」