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朝起きた時は脱水症⁉︎寝起きの水分不足量はどれくらい?脱水量の目安

朝起きた時は脱水症⁉︎寝起きの水分不足量はどれくらい?脱水量の目安

みちのくDr.
みちのくDr.

こんにちは。

みちのくDr.です!

本日は、朝起きた時の水分不足量の目安について紹介します。

朝起きるとのどが渇いていて、水を飲みたいと思う人がほとんどではないでしょうか。

そもそも、

寝起きだと水分はどのくらい不足しているの?

朝起きた時は脱水症?

と疑問に感じる人もいますよね。

ズバリ、朝起きた時はみんな脱水症の状態です!

そこで、本記事では、

  • 睡眠一時間あたりの脱水量の目安
  • 【体重別】睡眠時間ごとの寝起き時の脱水量の目安一覧
  • 寝起きの水分不足量がさらに多くなる原因

この3つをもとに、朝起きた時にどれくらいの水分を失っているのか紹介します。

本記事では、実際にどれくらい脱水しているのか体重と睡眠時間別の一覧表も掲載します。

自分の体が一晩にどれだけの水分量を失っているのか確認し、朝起きた時や朝食時の水分摂取量を調整する時の参考にしてみてください。

みちのくDr.
みちのくDr.

夜寝ている間にどのくらいの水分を失っていると思いますか?

 

予想した上で、実際に自分の体がどのくらい一晩に水分を失っているのか答え合わせしてみてください!

 

「えっ?こんなに多いの?」とびっくりしますよ!

睡眠一時間あたりの脱水量の目安

睡眠一時間あたりの脱水量の目安

はじめに、睡眠1時間あたりに不足する水分量について紹介します。

一般的に、1時間寝た時に失う水分量は、体重1kgあたり次の表が目安です(1)。

寝ている間に
失う水分
体重1kgあたりの脱水量
(失う水分量)
合計1.5ml/kg
汗や呼吸
(不感蒸泄)
0.5ml/kg
尿1.0ml/kg
睡眠1時間あたりの失う水分量

上記の表から、自分の体重と睡眠時間をもとに、

寝起きの脱水量(ml)=体重 × 睡眠時間 × 1.5

と計算することができます。

自分の体だと朝起きた時にどのくらい脱水しているのか、ぜひ実際に計算してみてください!

みちのくDr.
みちのくDr.

「計算するのはめんどくさい…」と思う人もいますよね!

 

そんな人もパッと確認できる目安一覧を次に掲載するので、確認してみてください! 

【体重別】睡眠時間ごとの寝起き時の脱水量の目安一覧

【体重別】睡眠時間ごとの寝起き時の脱水量の目安一覧

先ほど紹介した計算式をもとに、体重と睡眠時間ごとの夜寝ている間に失う水分量の目安の一覧表を掲載します。

なお、表の中では、

  • 睡眠時間:6・7・8時間
  • 体重の範囲:40〜120kg

上記の範囲で寝ている間に不足する水分量を掲載します。

はじめに左側の体重、次に自分の睡眠時間をもとに、朝起きた時の水分不足量を確認してみてください!

体重\睡眠時間6時間睡眠の
脱水量(ml)
7時間睡眠の
脱水量(ml)
8時間睡眠の
脱水量(ml)
40kg360420480
41kg369431492
42kg378441504
43kg387452516
44kg396462528
45kg405473540
46kg414483552
47kg423494564
48kg432504576
49kg441515588
50kg450525600
51kg459536612
52kg468546624
53kg477557636
54kg486567648
55kg495578660
56kg504588672
57kg513599684
58kg522609696
59kg531620708
60kg540630720
61kg549641732
62kg558651744
63kg567662756
64kg576672768
65kg585683780
66kg594693792
67kg603704804
68kg612714816
69kg621725828
70kg630735840
71kg639746852
72kg648756864
73kg657767876
74kg666777888
75kg675788900
76kg684798912
77kg693809924
78kg702819936
79kg711830948
80kg720840960
81kg729851972
82kg738861984
83kg747872996
84kg7568821008
85kg7658931020
86kg7749031032
87kg7839141044
88kg7929241056
89kg8019351068
90kg8109451080
91kg8199561092
92kg8289661104
93kg8379771116
94kg8469871128
95kg8559981140
96kg86410081152
97kg87310191164
98kg88210291176
99kg89110401188
100kg90010501200
101kg90910611212
102kg91810711224
103kg92710821236
104kg93610921248
105kg94511031260
106kg95411131272
107kg96311241284
108kg97211341296
109kg98111451308
110kg99011551320
111kg99911661332
112kg100811761344
113kg101711871356
114kg102611971368
115kg103512081380
116kg104412181392
117kg105312291404
118kg106212391416
119kg107112501428
120kg108012601440
【体重別】睡眠時間ごとの寝起き時の脱水量の目安(ml)
※少数第一位を四捨五入
※へるし医で作成

寝起きにどのくらいの水分が不足しているか確認できましたか?

朝起きた時は、意外にこれだけの量の水分を失っているので、朝起きた時に水を飲む習慣をつけて脱水症を改善してみてください!

みちのくDr.
みちのくDr.

朝起きた時に水を飲む習慣は、健康にもその日の仕事や勉強にも効果的です! 

 

寝起きに水分補給をする効果については、次の記事でくわしく紹介しているので、ぜひ合わせてご覧ください!

 

ちなみに、朝起きてすぐ飲む水の量は、最低コップ1杯の200mlを目安にしてみてください! 

寝起きの水分不足量がさらに多くなる原因

寝起きの水分不足量がさらに多くなる原因

最後に、寝起きの脱水量がより多くなる場合について紹介します。

睡眠時の脱水量が一層多くなる原因としては、次のようなことが挙げられます。

寝起きの水分不足量が多くなる原因
  • 日焼け
  • 病気などで体調が悪い
  • 飲酒(特に二日酔いになるほど)
  • 運動した日
  • 室温が高い
  • 湿度が高い

これらの原因は、

  • からだ
  • 行動
  • 環境

の3つの要因に分けることができます。

具体的には、

  • からだ:日焼け・病気などで体調不良
  • 行動:飲酒と運動
  • 環境:温度と湿度

のように分類されます。

紹介した6つの原因はもちろん、3つの分類にあてはまるようなことで朝起きた時に脱水にならないように気をつけてみてください!

みちのくDr.
みちのくDr.

朝起きた時に脱水だと、だるさや気分が悪い状態になり、その日1日の仕事や作業などにも影響します!

 

1日をさわやかに始めて、テキパキ効率よく仕事や作業をするには朝の水分補給や脱水症の改善が効果的です!

 

脱水症にならないように、そして脱水症を改善できるようにしてみてください!

まとめ

まとめ

本記事では、

  • 睡眠一時間あたりの脱水量の目安
  • 【体重別】睡眠時間ごとの寝起き時の脱水量の目安一覧
  • 寝起きの水分不足量がさらに多くなる原因

この3つをもとに、朝起きた時にどれくらいの水分を失っているのか目安を紹介しました。

ズバリ、朝起きた時はみんな脱水症の状態です!

睡眠1時かなたりの脱水量の目安は次の通りです。

寝ている間に
失う水分
体重1kgあたりの脱水量
(失う水分量)
合計1.5ml/kg
汗や呼吸
(不感蒸泄)
0.5ml/kg
尿1.0ml/kg
睡眠1時間あたりの失う水分量

上記の表から、自分の体重と睡眠時間をもとに、

寝起きの脱水量(ml)=体重 × 睡眠時間 × 1.5

と計算することができます。計算が手間な人は、本記事で掲載した早見表から自分の体の脱水量を確認してみてください!

また、紹介した一般的な量よりも脱水量が多くなる原因としては、次のような項目が挙げられます。

寝起きの水分不足量が多くなる原因
  • 日焼け
  • 病気などで体調が悪い
  • 飲酒(特に二日酔いになるほど)
  • 運動した日
  • 室温が高い
  • 湿度が高い

上記のような状態だと、寝ている間に失う水分量はさらに多くなります。

朝の脱水症対策としては、朝起きた時にうがいをしてからコップ`1〜2杯(200〜400ml)の水をまずは摂取してみてください!

朝起きた時の脱水症を改善して、1日をさわやかに、そして、人一倍効率的に過ごしていきましょう!

みちのくDr.
みちのくDr.

それでは今日も、良い筋トレライフを!

 

 

出典

(1)厚生労働省「職場における熱中症予防対策マニュアル」

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