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熱中症になったらどう対処するの?すぐできる3つの熱中症の治し方

熱中症になったらどう対処するの?すぐできる3つの熱中症の治し方

みちのくDr.
みちのくDr.

こんにちは。

みちのくDr.です!

本日は、熱中症になった時の対処法について紹介します。

熱中症を疑う症状を感じても、いざという時に、

熱中症になったらどう対処すればいいの?

熱中症の処置方法がわからない

と困ってしまう人は多いですよね。

そこで、本記事では、

  • 熱中症の応急処置|はじめに意識の確認!
  • 熱中症になったらすぐ誰でもすぐできる3つの治し方

この2つをもとに、誰でもすぐにできる熱中症の対処法についてわかりやすく紹介します。

暑い環境の中だと誰でも熱中症になる可能性があります。

ぜひ本記事を通して熱中症になったらどう対処すればいいか確認し、いざという時に即行動できるように備えてみてください!

みちのくDr.
みちのくDr.

熱中症の予防対策も大切ですが、熱中症になった時の対処法を知っておくことも同じくらい大切です!

 

熱中症にならないように対策しつつ、いざという時に対処できるように知識武装しておくのが無難です!

 

それでは、熱中症になったらどう対処すればいいか確認していきましょう!

熱中症の応急処置|はじめに意識の確認!

熱中症の応急処置|はじめに意識の確認!

はじめに、熱中症の応急処置の流れについて紹介します。

熱中症になったら最初にすべきことは、次の図のチェック2にある「呼びかけに応えますか?」を確認することです!

熱中症の対処方法(応急処置) 参考:環境省「熱中症の対処方法(応急処置)」
熱中症の対処方法(応急処置)
参考:環境省「熱中症の対処方法(応急処置)」

呼びかけに応えない状態の時は、命を落とす可能性がある非常に危険な状態のため、ためらわず急いで救急車を呼んでください!

できる限り早く医療機関で治療を始められれば、命を落とすリスクを下げることができます。

まずは意識があるかどうか確認してあげてください。

みちのくDr.
みちのくDr.

意識がなければ、次に119番で救急車です!

 

その次にすべきことは、意識がない人もある人も同じです。 

 

意識確認後の対処法について、以降で一緒に確認していきましょう!

熱中症になったら誰でもすぐできる3つの治し方

熱中症になったら誰でもすぐできる3つの治し方

次に、意識確認が終わった後の対処法について紹介します。

意識がある人や意識がない人で救急車を呼んだ後は、次の3つの熱中症の処置を行なってあげてください。

熱中症になったら行う3つの処置
  1. 涼しい環境へすぐに避難
  2. 経口補水液などで水分補給
  3. 体を冷やす

3つの対処法の中でもまずすべきことは、心肺停止の人を発見した時に最初に行うように、安全で涼しい場所へすぐに避難することです。

3つの処置について、以降でそれぞれくわしく説明します。

①涼しい環境へすぐに避難

熱中症になったらはじめにすべき処置は、涼しい環境へすぐに避難することです。

涼しい環境としては、次の5つのポイントをチェックしてみてください。

涼しい環境の5つのポイント
  1. 屋内や日陰
  2. 室温28度以下
  3. エアコンや扇風機など風通しがいい
  4. 衣類をゆるませる
  5. 冷たい床や冷却シートなどに横になる

できれば全てのポイントを、難しい場合には一つでも多く満たせる場所に避難するようにしてみてください。

涼しい場所で少しでも体の熱を発散できるようにしましょう。

②経口補水液などで水分補給

涼しい環境に避難したら、意識があれば次に水分と塩分補給を行なってください。

熱中症になったら、水分不足の脱水と塩分不足の状態のことがほとんどです(5)。

熱中症の状態の時は、ただの水ではなく経口補水液を使って塩分と水分補給しましょう!

商品に「経口補水液」と記載されていれば、水分と塩分の成分の割合はほとんど同じなのでどれでも大丈夫です。

補う量としては、次の表の摂取量を目安にしてみてください。

経口補水液の本数
小学生以上500〜1,000ml1〜2本
幼児300〜600ml1本
乳児30〜60ml/kg
熱中症時の経口補水液の摂取量の目安
参考:厚生労働省「熱中症ガイドライン」

もしも、経口補水液が手に入らない時は、次のレシピで簡単に手作りの0.2%食塩水を作ることできます。

手作りの経口補水液「0.2%食塩水」のレシピ
  1. 水1リットル(1,000ml)
  2. 食塩1〜2g
  3. 砂糖 大さじ 2~4杯(20〜40g)

参考:厚生労働省「熱中症ガイドライン」

上記のレシピの0.2%食塩水は、水分や塩分のバランスが良く吸収の効率がいいです!

試しに作って飲んでみるのもおすすめです。

経口補水液や手作りの0.2%食塩水で迅速に水分補給しましょう!

みちのくDr.
みちのくDr.

塩分を摂取するのは、血液循環量を一時的に増やすためです!

 

熱中症になったら、水だけ摂取しても血液の量が増えにくいので、塩分も一緒に摂取するようにしてください! 

 

ただし、意識がない人はむせて誤嚥(ごえん)してしまうので、無理には飲ませないであげてください。

③体を冷やす

3つ目の最後の処置は、体を冷やすことです!

意識がある人もない人もすぐに体を冷やしてください!

体を冷やす時のポイントは、次のように絵のように冷やすことです。

上の絵のように、

  • 首の横側
  • わきの下
  • ふとももの付け根

この3つを重点的に冷やすようにしてあげてください!

ちなみに、熱冷ましの冷えピタなどは熱を下げるのにはあまり効果はないのでお気をつけください(2)。

みちのくDr.
みちのくDr.

熱中症になったら、まずは意識の確認、次に紹介した3つの対処法を実践してあげてください!以降に添付する環境省のPDFもわかりやすいです!

 

また、対処中に呼びかけに応えなくなったらその時点ですぐに救急車を呼んでください!

 

まだ熱中症かどうかわからないという人は、次の記事で熱中症の症状を確認しつつ紹介した3つの対処法を実践してください!

まとめ

本記事では、

  • 熱中症の応急処置|はじめに意識の確認!
  • 熱中症になったらすぐ誰でもすぐできる3つの治し方

この2つをもとに、誰でもすぐにできる熱中症の対処法についてわかりやすく紹介しました!

熱中症になったら最初にすべきことは、次の図のチェック2にある「呼びかけに応えますか?」を確認することです!

熱中症の対処方法(応急処置) 参考:環境省「熱中症の対処方法(応急処置)」
熱中症の対処方法(応急処置)
参考:環境省「熱中症の対処方法(応急処置)」

意識を確認したら、次に以下の3つの処置をすぐに行うようにしてあげてください。

熱中症になったら行う3つの処置
  1. 涼しい環境へすぐに避難
  2. 経口補水液などで水分補給
  3. 体を冷やす

できるだけ早く対処できれば、その分熱中症から回復するのも早くなります。

熱中症の症状を疑った時は、我慢せずにすぐに対処するようにしてみてください!

みちのくDr.
みちのくDr.

それでは今日も、良い筋トレライフを!

 

 

出典

(1)環境省「熱中症の対処方法(応急処置)」

(2)環境省「熱中症予防情報サイト」3. 熱中症を疑ったときには何をするべきか

(3)秦野氏「熱中症になったらどうすればいいの?熱中症予防のポイントは?」

(4)厚生労働省「熱中症ガイドライン」

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