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熱中症になったら治療として何日休むべき?期間として何日で治るの?

熱中症になったら治療として何日休むべき?期間として何日で治るの?

みちのくDr.
みちのくDr.

こんにちは。

みちのくDr.です!

本日は、熱中症になったら何日休むべきか治療期間の目安を紹介します。

熱中症になって回復してきたのはいいものの、

熱中症になったら何日休むべき?

熱中症は何日で治るの?

と、いつ治るのか期間を知りたい人もいますよね。

そこで、本記事では、

  • 熱中症になったら自宅療養?それとも入院?
  • 自宅での熱中症の治療と治療期間の目安
  • 病院に入院した時の熱中症の治療期間の目安

この3つをもとに、熱中症から回復する治療期間の目安についてわかりやすく紹介します。

応急処置で回復してきたものの、その後どうすればいいかわからない人はぜひ本記事を通して熱中症後の対処法について確認してみてください。

確認した上で、自分の体に無理のない行動をとるようにしてみくてださい!

みちのくDr.
みちのくDr.

「今、熱中症だ!」という人は、まずは以降の記事でできる限り早く応急処置を行ってください!

 

応急処置で熱中症の症状から回復してきたら、次にどのくらい休むべきか本記事で確認してみてください!

 

応急処置で回復しても無理は禁物なので、万全を期せる行動をとれるようにしましょう!

熱中症になったら自宅安静?それとも入院?

熱中症になったら自宅安静?それとも入院?

はじめに、熱中症になったら自宅安静か、それとも入院することになるのか紹介します。

自宅安静か入院する必要があるかについて、次の「熱中症の症状と重症度の分類」を一つの参考として医師は判断します。

熱中症の症状と重症度分類 参考:環境省「熱中症になったときにはII」
熱中症の症状と重症度分類
参考:環境省「熱中症になったときにはII」

上記の表は難しいので、次の図で、

  • 左側の軽症 分類I度
  • 右側の重症 分類II〜III度

と、簡単に判断してみてください。

熱中症の軽症と重症の症状 参考:厚生労働省「熱中症を防ぐために知っておきたいこと 熱中症予防のための情報・資料サイト」
熱中症の軽症と重症の症状
参考:厚生労働省「熱中症を防ぐために知っておきたいこと 熱中症予防のための情報・資料サイト」

目安として、分類I度の症状の場合は病院で点滴などを行って自宅安静になることが多いです。

分類II〜III度だと、多くの場合は入院をすることが多いことが次の統計からわかっています(4)。

重症度分類別の治療内容の比較 参考:環境省「熱中症になったときにはII」
重症度分類別の治療内容の比較
参考:厚生労働省「職場における熱中症予防対策マニュアル」

ただ、I〜III度の分類はあくまでの一つの目安で、採血検査の結果や全身の状態によって入院する必要があるかどうかは変わります。

I度の症状しかない場合でも、不安な時は医療機関を受診して相談してみることがおすすめです。

みちのくDr.
みちのくDr.

我慢せず、面倒に思うことなく、不安な時は自分の体を気遣ってあげる行動をとってあげてください!

 

一時的に回復しても、熱中症の症状がまた悪くなる人もいるのでお気をつけください!

 

次、自宅安静の場合と入院した場合の治療期間についてそれぞれ紹介します。

自宅での熱中症の治療と治療期間の目安

自宅での熱中症の治療と治療期間の目安

次に、自宅での熱中症の治療方法と治療期間の目安について紹介します。

治療方法や治療期間については、

  • 熱中症当日
  • 熱中症翌日
  • 回復までの日数

この3つに分けて、順番に説明します。

熱中症になったその日は?

熱中症になった当日は、無理せず必ず自宅で安静にするようにしてください!

応急処置で症状が回復しても、暑い環境の中で作業や運動を再開すると熱中症の症状をぶり返してさらにひどい症状になることがあります。

分類I度から回復した場合、次は分類II〜III度になるリスクが非常に高いので絶対に無理はしないようにしてください!

翌日に症状が出る場合は?

次に、熱中症になった翌日についての対応です。

特に症状がなければ会社や学校を休む必要はないですが、無理はしないようにしてください。

もし、翌日も頭痛やだるさなどの症状が出る場合は、まだ回復していないのでお休みをとるようにしてください。

熱中症になったらいつ治るの?日数は?

自宅安静の場合、熱中症から回復する日数の目安としては1日〜1週間程度です。

応急処置の早さやもともとの体力などによって誤差はありますが、1日〜1週間程度はできるだけ安静にして暑い環境での作業は控えるようにしてください。

自宅療養している時も、翌日や2〜3日してから症状が悪くなることもあるので、その時はすぐに医療機関に相談するのがおすすめです。

みちのくDr.
みちのくDr.

1日で症状がよくなったからといって油断しないようにしてください!

 

翌日に無理をして熱中症をぶり返す人は多いです。

 

安全には安全を期して、1週間程度は無理しないようにしてみてください。

病院に入院した時の熱中症の治療期間の目安

病院に入院した時の熱中症の治療期間の目安

次に、病院に入院した時の熱中症の治療期間の目安について紹介します。

入院期間に関しては、

  • 熱中症全体の入院の平均日数
  • 重症度が高い場合の入院日数

この2つに分けて説明します。

退院して回復するまでの入院期間は平均2日間

重症度に関係なく、入院した人の平均の入院期間としては2日間だったことがわかっています。

実際に、2012年の統計では下の図の左側の赤い枠で囲まれた2日が一番多いです。

来院時重症度と入院日数
参考:三宅 康史, 本邦における熱中症の実態-Heatstroke STUDY2008最終報告-, 日本救急医学会雑誌, 2010, 21 巻, 5 号, p. 230-244

もしも、熱中症で入院が必要と言われた場合は平均としてこれから2日間は入院する可能性が高いと判断してください。

重症の場合は11日間以上入院期間が続くことも

平均の入院期間は2日ですが、重症度が高い場合には11日間以上の入院が必要になることもあります。

先ほどの図をもう一度掲載すると、重症度が一番高いIII度の場合、右側の青い枠で囲まれた11日以上が一番多いです。

来院時重症度と入院日数
参考:三宅 康史, 本邦における熱中症の実態-Heatstroke STUDY2008最終報告-, 日本救急医学会雑誌, 2010, 21 巻, 5 号, p. 230-244

重症度が増すと、それだけ入院期間も長くなる可能性があります。

「熱中症かも?」と感じたら、無理して重症になる前にすぐに休むようにしてください。

みちのくDr.
みちのくDr.

一度熱中症になると体温調節の機能はすぐには治りません。

 

熱中症が再発しやすい状態のため、できれば1週間程度は安静にするようにしてください。

 

熱中症にならないように対策するとともに、熱中症になってしまった後も気をつけてみてください! 

まとめ

まとめ

本記事では、

  • 熱中症になったら自宅療養?それとも入院?
  • 自宅での熱中症の治療と治療期間の目安
  • 病院に入院した時の熱中症の治療期間の目安

この3つをもとに、熱中症にから回復する治療期間の目安についてわかりやすく紹介しました。

自宅安静か入院する必要があるかについては、次の熱中症の症状と重症度の分類を一つの参考として医師は判断します。

熱中症の症状と重症度分類 参考:環境省「熱中症になったときにはII」
熱中症の症状と重症度分類
参考:環境省「熱中症になったときにはII」

上記の表は難しいので、次の図で、

  • 左側の軽症 分類I度
  • 右側の重症 分類II〜III度

と、簡単に判断してみてください。

熱中症の軽症と重症の症状 参考:厚生労働省「熱中症を防ぐために知っておきたいこと 熱中症予防のための情報・資料サイト」
熱中症の軽症と重症の症状
参考:厚生労働省「熱中症を防ぐために知っておきたいこと 熱中症予防のための情報・資料サイト」

目安としては、分類I度くらいの症状の場合は病院で点滴などを行って自宅安静になることが多いです。

分類II〜III度だと、多くの場合は入院をすることが多いことが次の統計からわかっています。

自宅での治療期間としては、最低でも熱中症当日は自宅で安静にして、翌日は症状がなければ無理のない範囲で出勤や登校しても問題ありません。

しかし、もしも翌日も症状が続く場合には無理せず休むようにしてください!

入院した場合には、次の図のように平均して2日間程度の入院のことが多いですが、重症度が高いと11日間以上入院することもあります。

来院時重症度と入院日数 参考:三宅 康史, 本邦における熱中症の実態-Heatstroke STUDY2008最終報告-, 日本救急医学会雑誌, 2010, 21 巻, 5 号, p. 230-244
来院時重症度と入院日数
参考:三宅 康史, 本邦における熱中症の実態-Heatstroke STUDY2008最終報告-, 日本救急医学会雑誌, 2010, 21 巻, 5 号, p. 230-244

自宅療養後でも退院後でも、その後1週間程度は体温の調節機能が十分には回復していないので無理はしないようにしてください。

熱中症に気をつけつつ、暑い夏を気持ちよく乗り切っていきましょう!

みちのくDr.
みちのくDr.

それでは今日も、良い筋トレライフを!

 

 

出典

(1)環境省「熱中症になったときにはII」

(2)環境省「熱中症予防情報サイト」3. 熱中症を疑ったときには何をするべきか

(3)厚生労働省「熱中症を防ぐために知っておきたいこと 熱中症予防のための情報・資料サイト」

(4)厚生労働省「職場における熱中症予防対策マニュアル」

(5)三宅 康史, 本邦における熱中症の実態-Heatstroke STUDY2008最終報告-, 日本救急医学会雑誌, 2010, 21 巻, 5 号, p. 230-244

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