こんにちは。
みちのくDr.です!
本日は、熱中症とはどんな病気や症状があるのかわかりやすく紹介します。
暑くなってくると熱中症に気をつけようと思いますよね。
でも、
「そもそも熱中症とはどんな病気?」
「熱中症の症状は?」
「熱中症になる前触れや予兆はあるの?」
と、意外にわからないことが多くて、熱中症についてわかりやすく知りたいと思う人が多いのではないでしょうか。
そこで、本記事では、
- 熱中症とは?
- 熱中症の症状とは?予兆や前触れは?
この2つをもとに、熱中症とはどんな病気や症状があるのか紹介します。
早くも暑さが到来しているので、熱中症についてよく知らない人はもちろん、専門家として支える人も本記事を通してぜひ今一度確認してみてください。
熱中症から自分を守ることから始めて、ぜひ自分の周りの人も熱中症から守ってあげてください。
老若男女問わず誰でも熱中症になるリスクがあります!
自分は大丈夫と思わず、ぜひ本記事で熱中症について確認してみてください。
2分程度で読めるので、知識を備えて憂いなく今年の夏も楽しく過ごしていきましょう!
目次
はじめに、熱中症とはどんな病気なのかわかりやすく紹介します。
ズバリ、熱中症とは体の外に熱が出せなくなって体内に熱がこもった状態のことです。
もう少し詳しい説明として、厚生労働省の熱中症の定義と注意喚起について以下に記載します。
熱中症とは、高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。
屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、救急搬送されたり、場合によっては死亡することもあります。
厚生労働省「熱中症を防ぐために知っておきたいこと 熱中症予防のための情報・資料サイト」
どうして体の外に熱が出せなくなって熱中症になるかというと、以下のような3つの流れが原因です。
- 汗が出ない
- 皮膚から逃げる熱が少なくなる
- 運動などの活動で体温が上昇し続ける
ちなみに、通常の体温の調整は、
- 汗が蒸発して熱を体の外に出す(気化熱)
- 皮膚温度が上がって熱を外に出す
この2つが熱を体に外に出す機能として働きます。
平常時の体温調整の反応に関して、詳しくは次の図をご覧ください。
この2つのうちの①の汗を出して体外に熱を出す機能が働かなくなって、②の機能だけになって体温がぐんぐんと上昇し続けます。
体温が上昇し続けると身体の水分調節などさまざまな機能のバランスが取れなくなってしまって熱中症になってしまいます。
上記の流れが、熱中症になるメカニズムです!
熱中症の状態に一度なってしまうと、自分の体の力だけでは自然に熱を外に出すことができなってしまいます。
熱が上がり続けるのは非常に危険な状態で、場合によっては死に至ることもあります。
では、次に熱中症になるとどんな症状がでるのが確認していきましょう!
次に、熱中症の症状について説明します。
熱中症の症状としては、次の図のように軽症と重症の2つに分けることができます。
上記の表の症状をリストとして並べ替えると、
- めまい
- 筋肉痛
- 生あくび
- 立ちくらみ
- 大量の発汗
- 筋肉のこむら返り(足がつる)
- 頭痛
- 嘔吐
- 倦怠感
- 虚脱感
- 集中力低下
- 判断力低下
上記のように整理できます。
紹介した軽症の症状は、熱中症の予兆や前触れの症状と同じです!
軽症でも症状を感じたら、次の表を参考にどう応急処置をすればいいか確認してみてください!
先ほど紹介した重度の症状からさらに重症度が増すと、
- 歩けない
- けいれん
- 意識障害
と、非常に危険な状態になってしまいます。
軽症の時点で「自分の体がなんだかおかしい!」と気づいて、熱中症を疑ったらすぐに涼しいところで体を冷やしつつ水分補給してください。
熱中症について、わかりやすく軽症と重症に分けましたが、医学的には、
- I度
- II度
- III度
と3つの段階に分かれます。詳しく知りたい人は、政府広報オンラインの記事を参照してみてください。
また、熱中症の危険なサインについては神奈川県庁のyoutubeがわかりやすいので一度動画でも確認してみてください。
熱中症の予防対策については改めて紹介するので、乞うご期待ください!
本記事では、
- 熱中症とは?
- 熱中症の症状とは?予兆や前触れは?
この2つをもとに、熱中症とはどんな病気や症状があるのか紹介しました。
ズバリ、熱中症とは体の外に熱が出せなくなって体内に熱がこもった状態のことです。
次のような流れで、体の外に熱が出なくなって熱中症になってしまいます。
- 汗が出ない
- 皮膚から逃げる熱が少なくなる
- 運動などの活動で体温が上昇し続ける
熱中症になると、以下のような症状を感じ、左側の症状は軽症の症状で熱中症の前触れや予兆の症状とも同じです!
このような症状を感じたり、熱中症を疑った時には、次のチャートをもとにどのような応急処置をとればいいか確認してみてください。
熱中症は知識を確認しておけば十分に備えることができます!
本格的な暑さに憂いなく備えて、暑い夏を楽しんで乗り切っていきましょう!
それでは今日も、良い筋トレライフを!
出典
(1)厚生労働省「熱中症を防ぐために知っておきたいこと 熱中症予防のための情報・資料サイト」