
こんにちは。
みちのくDr.です!
本日は、コーヒーと寿命の関係について紹介します。
病気と無縁の健康寿命を長くしたいと思う人の中には、
「コーヒーは健康寿命を長くするの?」
「コーヒーは健康にいい?」
と、コーヒーが体に良いのか体に悪いのか気になる人が多いのではないでしょうか。
結論、コーヒーは健康寿命を長くする可能性があります!
では、珈琲を飲むとどのくらい死亡率が下がるのか、以降で詳しく説明します。
- がん
- 認知症
- 生活習慣病
など、老化とともにリスクが上がるこれらの病気を予防するために、コーヒーとどのようにお付き合いすればいいのか、ぜひ本記事で確認してみてください。

年を取るのは素敵なことです。
でも、いくつになってもできる限り病気と無縁な健康な状態で居続けたいという人がほとんどではないでしょうか?
コーヒーは出来るだけ健康的に長生きしたいと思う人に役立つ飲み物なので、以降でその理由などをくわしく説明します!
目次

コーヒーは病気と無縁な健康寿命を長くする可能性があると報告されています(1, 2)!
コーヒーを飲むと具体的にどのくらい健康寿命が長くなるかはわかっていません。
しかし、コーヒーを全く飲まない人と比べて死亡率がどのくらい下がるかは、次の表が一つの参考として報告されています(3)。
コーヒーの量 | 死亡率の低下 |
---|---|
1杯 | 12% |
2〜3杯 | 18% |
4杯以上 | 18% |
※コーヒー1杯の量は150ml
Park SY. Ann Intern Med. 2017 Aug 15;167(4):228-235.を参考にへるし医で作成
珈琲を毎日1杯以上飲むだけで、病気になって死亡するリスクが12-18%も下がるかもしれないのでコーヒーを気軽に飲んで健康を維持することがおすすめです。

表からわかるように、コーヒーを4杯以上飲んでも病気になって死亡するリスクがさらに低くなるわけではないです。
コーヒーの摂取量としては、カフェイン量が一つの目安で、多くても1杯150mlを1日4杯までにするとカフェインの悪影響が少ないです。
では、なぜコーヒーは体に良い飲み物なのか次に説明します。

コーヒーが体にいい理由は、コーヒーにはポリフェノールなど多くの抗酸化物質が含まれるからです!
体に有害なフリーラジカルという酸化ストレスが原因で、
- 老化
- がん
- 認知症
- 生活習慣病
などが起こりやすくなります。
コーヒーに含まれる抗酸化物質は、このような病気の原因となる酸化ストレスから体を守る効能があります。
コーヒーがポリフェノールなどの抗酸化物質を他の食品よりたくさん含んでいる訳ではないですが、
- 気軽に
- 美味しく
- 習慣的に
飲めることから、コーヒーはポリフェノールなどの抗酸化物質を摂取するのに最適な飲み物の一つです。

ポリフェノールはすぐに代謝されてしまうので、1日の摂取量の目安や上限などが決められていません。
なので、毎日こまめに抗酸化物質を摂取することが、最強のアンチエイジング法の一つです!
ポリフェノールとは一体何者か?どのような食べ物に多く含まれているかは次の記事を合わせて参考にしてみてください!

カフェインが苦手な人は、デカフェやカフェインレスコーヒーを習慣的に飲むようにするだけでも健康寿命を長くできる可能性があります(2)!
カフェイン入りのコーヒーよりはリスクは減りませんが、1日1杯デカフェやカフェインレスのコーヒーを飲むと病気になって死亡するリスクが5-7%減ると報告されています(2)。
無理して飲む必要はないですが、カフェイン抜きのコーヒーが好きな人はデカフェやカフェインレスのコーヒーを飲み続けることがおすすめです。

カフェイン自体にも多くの健康の効果や効能がありますが、それ以外のコーヒーの成分にもたくさんの健康効果があります!
インスタントコーヒーでも効果があると報告する研究が多いので、手軽にインスタントコーヒーを飲むようにしてみてください。
また、ブラックコーヒーが苦手な人は、低脂肪乳や豆乳でカフェラテとして飲むのもおすすめです!ただし、砂糖抜きにするのはお約束で!

本記事では、コーヒーと健康寿命の関係について説明しました。
結論、コーヒーは健康寿命を長くする可能性があります!
コーヒーに含まれる抗酸化物質が体を老化させる酸化ストレスから守って、
- がん
- 認知症
- 生活習慣病
を予防してくれることで、健康的に長生きできるとされています。
コーヒーは手軽に習慣的に飲める最強のアンチエイジングの飲み物の一つなので、珈琲好きな人は毎日1杯継続してコーヒーを飲むようにしてみてください。

それでは今日も、良い筋トレライフを!
出典