こんにちは。
みちのくDr.です!
本日は、コーヒーを飲むと尿酸値や痛風にどのような影響があるのか紹介します。
尿酸値が高い人や痛風の発作で悩んでいる人の中には、
「尿酸値を下げるにはコーヒーがいいって聞いたけど本当?」
「コーヒー牛乳も尿酸値を下げるのにいい?」
と、疑問に感じている人が多いのではないでしょうか。
そこで、本記事では、尿酸値を下げるにはコーヒーやコーヒー牛乳がいい飲み物なのかどうか紹介します。
お酒やお肉などプリン体の多い食品を食べつつ、
- 高尿酸血症
- 尿管結石
- 痛風
などの病気を予防したい人や治療中の人は、どのようにコーヒーとお付き合いするのがおすすめか、ぜひ本記事で確認してみてください!
お酒好きな人はプリン体や尿酸値とは切っても切れない関係になっている人が多いのではないでしょうか。
あまり知られていませんが、たとえ「プリン体ゼロ」のビールなどのお酒でも代謝する時に尿酸値が上昇します(1)。
では、コーヒーを飲む場合には尿酸値はどうなるのか、以降で確認していきましょう!
目次
ズバリ、コーヒーは尿酸値を下げて痛風を予防する効果があります(1, 2, 3)。
コーヒーが尿酸値を下げて痛風を予防するメカニズムははっきりしていませんが、コーヒーに含まれるカフェインやポリフェノールの一つのクロロゲンの働きと言われています (2, 3)。
実際に、コーヒーを飲むと、
- 男性:最大57%
- 女性:最大40%
この程度、痛風のリスクが下がって予防の効果があると報告されています(2, 3)。
そのため、尿酸値を下げたい人や痛風の発作を予防したい人は男性も女性もコーヒーを飲むことがおすすめです。
ちなみに、コーヒーの量は適度に1日1〜4杯です!
コーヒーの摂取量の目安はカフェインの摂取量の目安とほぼ同じで、
- 大人
- 子供
- 妊娠中・授乳中の女性
で摂取量は変わります。
カフェインの1日の摂取量の目安については次の記事で紹介しているので、一度確認してみてください。
コーヒーに加えて、コーヒー牛乳も尿酸値を下げて痛風のリスクを低くする可能性があります!
コーヒー牛乳と尿酸値や痛風の関係を調べた研究はほぼないですが、牛乳は尿酸値を下げる飲み物とわかっています(1, 4)。
特に、脂肪分の少ない低脂肪乳や無脂肪乳が尿酸値を下げて痛風を予防する効果が高いとされています。
実際に、無脂肪乳のスキムミルクは最大で46%痛風のリスクを減少させる可能性があったことが報告されています(4)。
お風呂上がりにビールを飲むと尿酸値が上がって痛風の発作のリスクが上がりますが、コーヒー牛乳は真逆です!(でも、砂糖はもちろん抜きで!)
他の飲み物についても紹介すると、
- 緑茶
- 紅茶
- スポーツドリンク
- エナジードリンク
などは尿酸値を下げず、痛風の発作のリスクは変わりません。
むしろ、モンスターエナジーやローヤルゼリーを含むエナジードリンク、多くの健康食品は尿酸値を上げて痛風のリスクを上げるかもしれないのでお気をつけください。
最後に、カフェインが苦手な人にも朗報をお伝えします!
カフェインがほぼ含まれていないデカフェやカフェインレスでも尿酸値を下げて痛風の発作を予防してくれる可能性があります(2)。
実際に、デカフェのコーヒーを毎日飲んだ人は痛風の発作のリスクが最大で23%減少したと報告されています(2)。
カフェインを摂取すると気分が悪くなる人やトイレが近くなって気になる人は、カフェインレスコーヒーでも効果的とされているので試してみてください。
カフェインが入っている普通のコーヒーは尿酸値を下げるのに加えて、γ-GTPなどが高い肝機能障害も改善する効果があると言われています!
そして、デカフェやカフェインレスのコーヒーも効果は少し弱くても尿酸値と肝機能を低くしてくれる可能性があります!
お酒好きでカフェインが苦手な人は、デカフェやカフェインレスのコーヒーを習慣的に飲むのがおすすめです。
本記事では、尿酸値を下げるにはコーヒーやコーヒー牛乳がいい飲み物なのか紹介しました。
- コーヒー
- コーヒー牛乳
- デカフェやカフェインレスのコーヒー
などは尿酸値を下げて痛風や尿管結石のリスクを減らす効果が報告されています!
尿酸値が気になる人や痛風や尿管結石の発作を予防したい人は、どんな種類のコーヒーでもいいので、コーヒーを飲むことがおすすめです。
1杯150mlのコーヒーを、1日1-4杯ほど適度に飲んで高尿酸血症や痛風などの予防をしてみてください!
それでは今日も、良い筋トレライフを!
出典