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豆乳を毎日飲むとどうなる?危険?体に悪い?豆乳のイソフラボンの効果

豆乳を毎日飲むとどうなる?危険?体に悪い?豆乳のイソフラボンの効果

みちのくDr.
みちのくDr.

こんにちは。

みちのくDr.です!

本日は、豆乳の摂取量の目安を紹介します。

豆乳は体に良いけど、毎日は飲まないほうがいいかもと聞いたことがある人もいますよね。

毎日飲まないほうがいいと聞いた人の多くは、

「豆乳を毎日飲むとどうなるの?」

「豆乳を毎日飲むと危険?体に悪いの?」

「どのくらいだと飲みすぎ?」

と疑問に感じますよね。

そこで、本記事では、

  • 豆乳を毎日飲むとどうなる?危険?
  • 豆乳の1日の摂取量の目安
  • 妊婦さんや子供は豆乳の飲みすぎに注意!

この3つをもとに、豆乳の摂取量の目安や体への影響について紹介します。

豆乳はイソフラボンやタンパク質などをたくさん含む優秀な飲み物です!

でも、どんなに健康的で優秀な豆乳も、毎日飲み過ぎれば体に悪い影響が出るかもしれないので1日の摂取量の目安を知っておくことがおすすめです。

ぜひ本記事を通して、豆乳の1日の摂取量の目安を知ってほどよく飲むようにしてみてください。

みちのくDr.
みちのくDr.

豆乳の原料である大豆には栄養がこれでもかというくらい凝縮されています!

 

凝集された大豆の栄養を液体の豆乳で手軽に飲めるのはとても便利です!

 

そんな素晴らしい飲み物の豆乳について、ぜひ1日の摂取量の目安を知って飲んでみてください!

豆乳を毎日飲むとどうなる?危険?

豆乳を毎日飲むとどうなる?危険?

はじめに、豆乳を毎日飲むとどうなるかについて紹介します。

結論、適度に豆乳を毎日飲めば健康的です。危険ではありません!

ただし、もちろん豆乳も飲み過ぎれば次のような体に悪い影響が出ます。

毎日豆乳を飲みすぎた時の悪影響
  • カロリーオーバー
  • 肥満
  • 下痢

豆乳は栄養がたっぷりな分だけカロリーもあるので、飲みすぎるとカロリーオーバーになって肥満の原因になってしまいます。

また、豆乳にはマグネシウムというミネラルが豊富に含まれるので、過剰摂取すると下痢になることもあります。

豆乳の栄養を摂りすぎないようにするための1日の摂取量の目安については、以降で説明するのでさらに読み進めてください。

みちのくDr.
みちのくDr.

ちなみに、豆乳に含まれる大豆イソフラボンを過剰摂取した時の悪影響ははっきりとわかっていません。

 

大豆イソフラボンは植物性エストロゲンと呼ばれ、女性ホルモンと同じような働きをします。

 

男性も女性もイソフラボンは適量摂取すると健康的です。大豆イソフラボンについてはぜひ次の記事も参考にしてみてください。

豆乳の1日の摂取量の目安

豆乳の1日の摂取量の目安

次に豆乳の1日の摂取量の目安について紹介します。

豆乳の1日の摂取量の目安は、次の通りです。

豆乳の1日の摂取量の目安
  • 調整豆乳や無調整豆乳:1日1〜2杯(200〜400ml)
  • 「トクホ」の濃厚豆乳:1日1杯以下(200ml以下)

豆乳の摂取量の目安は、豆乳に含まれる栄養の中でも「大豆イソフラボン」の量を参考にしています。

大豆イソフラボンは腸で分解されて「大豆イソフラボンアグリコン」という物質になって体の中で働きます。

大豆イソフラボンアグリコンの1日の摂取量の目安は、次のように日本では決められています。

大豆イソフラボンアグリコンの1日の摂取量の目安
  • 大豆や大豆製品:上限値 70〜75mg
  • トクホやサプリ:上限値30mg
男性と女性の大豆イソフラボンアグリコンの1日の摂取量の目安
食品安全委員会「大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A」
男性と女性の大豆イソフラボンアグリコンの1日の摂取量の目安
食品安全委員会「大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A」

参考:食品安全委員会「大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A」

上限値を守った量を摂取すれば、イソフラボンが体に悪い影響を起こすようなことはないと言われています。

過剰摂取が気になる人は、

豆乳は1日1杯(200ml)

トクホ」ではなく「無調整豆乳」

この2つを守ればさらに安全です。

まずは1日1杯を目安に豆乳を摂取してみてはどうでしょうか。

みちのくDr.
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「トクホ」の豆乳はイソフラボンの量が多く、調製豆乳は糖質が少しだけ多いです。

 

カルシウムが多くて飲みやすいほうがいい人は「調整豆乳」、大豆イソフラボンをたくさん摂取したい人は「特濃豆乳」を選ぶといいですよ。

 

また、大豆イソフラボンを他の大豆製品から摂取したい人は次の記事を参考にしてみてください。

妊婦さんや子供は豆乳の飲みすぎに注意!

妊婦さんや子供は豆乳の飲みすぎに注意!

最後に、豆乳の飲みすぎに特に注意が必要な人たちについて説明します!

豆乳の飲みすぎに注意が必要な人は、

  • 妊婦さん
  • 乳幼児の子供たち

です。

イソフラボンを摂りすぎると、動物実験で妊婦さんや胎児の生殖機能に悪影響が出ることがわかっています(2)。

また、子供たちが摂りすぎた場合にも生殖機能の悪影響が出るかもしれないとされているので、飲みすぎには注意が必要です(2)!

特にに、妊婦さんや子供たちは「トクホ」の大豆イソフラボンを摂取することは勧められていません。

そのため、先ほど紹介した、

豆乳は1日1杯(200ml)

「トクホ」ではなく「無調整豆乳」

上記を目安に豆乳を飲むと、体に悪いが影響なく健康的に大豆の栄養を摂取することができます。

みちのくDr.
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どんなに健康的な食べ物も薬と一緒で飲みすぎれば毒になってしまいます。

 

適量を守れば体に悪い影響はなく健康的なので、1日の摂取量の目安を守るにようにしてみてください!

 

大豆イソフラボンを適度に摂取すれば、体を強く若々しく保つことができますよ。 

まとめ

まとめ

本記事では、

  • 豆乳を毎日飲むとどうなる?危険?
  • 豆乳の1日の摂取量の目安
  • 妊婦さんや子供は豆乳の飲みすぎに注意!

この3つをもとに、豆乳の摂取量の目安や体への影響について紹介しました。

豆乳の1日の摂取量の目安は次の通りです。

豆乳の1日の摂取量の目安
  • 調整豆乳や無調整豆乳:1日1〜2杯(200〜400ml)
  • 「トクホ」の濃厚豆乳:1日1杯以下(200ml以下)

さらに、過剰摂取が気になる人や妊婦さんと子供たちは、

豆乳は1日1杯(200ml)

「トクホ」ではなく「無調整豆乳」

この2つを守ればさらに安全です。

1日の摂取量を目安に毎日豆乳を飲めば、危険なことはなくむしろ健康的です。

ほどよく豆乳を飲んで、健康的な体を保ちましょう!

みちのくDr.
みちのくDr.

それでは今日も、良い筋トレライフを!

 

 

出典

(1)厚生労働省「大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A」

(2)農林水産省「大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A」

(3)食品安全委員会「大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A」

(4)Oregon State University「大豆イソフラボン」

(5)Sacks FM, Lichtenstein A, Van Horn L, Harris W, Kris-Etherton P, Winston M; American Heart Association Nutrition Committee. Soy protein, isoflavones, and cardiovascular health: an American Heart Association Science Advisory for professionals from the Nutrition Committee. Circulation. 2006 Feb 21;113(7):1034-44.

(6)がん情報サービス「前立腺がん」

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