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果糖は中性脂肪やコレステロールを上げて体に悪い?尿酸値の影響は?

果糖は中性脂肪やコレステロールを上げて体に悪い?尿酸値の影響は?

みちのくDr.
みちのくDr.

こんにちは。

みちのくDr.です!

本日は、果糖の中性脂肪やコレステロールの数値への影響について紹介します。

果物やはちみつ、甘い炭酸飲料などに多く含まれる糖質の果糖を気にしてる人の中には、

果糖は中性脂肪やコレステロールにどんな影響があるの?

果糖の尿酸値への影響とは?

と、果糖が体に悪いのかどうか知りたい人もいるのではないでしょうか。

ズバリ、果糖の摂りすぎは体に悪いです!

では、果糖を摂り過ぎると体にどのような悪影響が出るのか本記事で紹介します!

血液検査で、

  • 中性脂肪
  • コレステロール
  • 尿酸値

などを心配している人は、上記の3つの数値を悪化させないために、果糖を含む食品とどのように付き合えばいいかぜひ本記事で確認してみてください。

みちのくDr.
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果糖とはフルクトースとも呼ばれる糖質の一つです。

 

果糖が多く含まれる食品は次の3つです。

  • 果物
  • ハチミツ
  • 調味料の砂糖(ショ糖)

 

果糖とブドウ糖の違いについては次の記事で詳しく説明しているので、果糖の特徴についてはじめに知りたい人は以下の記事を先にご覧ください。

果糖の摂りすぎは中性脂肪やコレステロールを上げる

果糖の摂りすぎは中性脂肪やコレステロールを上げる

見出しに書いてある通り、果糖の摂りすぎは中性脂肪やコレステロールを上げて脂質異常症を悪化させる可能性があります(1)!

果糖を過剰摂取すると、特に中性脂肪とLDLコレステロールのもとであるVLDLというコレステロールが上がりやすいです(2)。

VLDLコレステロールは動脈がカチコチに硬くなる動脈硬化を進行させて、

  • 脳卒中
  • 心筋梗塞
  • 慢性腎臓病

などのリスクを挙げてしまうので、果糖の多い食品の食べ過ぎや飲み過ぎには気をつけてください。

みちのくDr.
みちのくDr.

なので、高果糖コーンシロップや果糖シロップの使いすぎには気をつけてください。

 

ブドウ糖シロップが血糖値を急激に上げて体に悪いため、果糖シロップをよく使うようにしている人がいますが、実は果糖シロップもあまり体に良くないです。

 

特に、果糖はブドウ糖よりも腸の吸収や肝臓の代謝が速いので、脂質異常症を気にしている人はあまり摂取しないようにすることがおすすめです。 

果糖の摂りすぎは尿酸値を上げて痛風や尿管結石症の原因にもなる

果糖の摂りすぎは尿酸値を上げて痛風や尿管結石症の原因にもなる

中性脂肪やコレステロールに加えて、果糖は尿酸値も上げて激痛の痛風や尿管結石などのリスクも上がります3)。

果糖は肝臓で代謝される時にプリン体や尿酸が出るため、果糖を過剰摂取すると尿酸値が高くなってしまいます。

プリン体の多い食べ物をあまり食べないのにも関わらず血液検査で尿酸値が高い人は、実は果糖の摂りすぎだったということもあります!

尿酸値が高いと高血圧や他の生活習慣病も引き起こすので、尿酸値を気にしてる人も果糖を摂りすぎないようにしてみてください。

みちのくDr.
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プリン体も尿酸も体に必要不可欠な物質ですが、多過ぎると体に悪いです!

 

尿酸値を下げる方法としては主に7つあり、果糖を摂りすぎないことはそのうちの一つです!

 

他の6つの方法について次の記事で確認しつつ、尿酸値を下げられるように生活習慣を見直してみてください。

果糖の摂り過ぎは体に悪いけど果物は体に良い!

果糖の摂り過ぎは体に悪いけど果物は体に良い!

これまで果糖の摂りすぎは体に悪いことを説明してきましたが、果糖は体に悪いから果物も体に悪いというわけではありません!

果糖と果物の関係について現時点で正しい認識は、次の通りです。

⭕️果糖の摂りすぎは体に悪いけど、果物は体に良い

意外に多くの人が思っている以下のような認識は、実は正しくありません。

❌果物は体に良いから、果糖も体にいい

❌果糖は体に悪いから、果物も体に悪い

果糖の摂りすぎは体に悪いですが、果物に含まれる果糖の量はそれほど多くなく、食物繊維の多い果物は腸での消化吸収が遅いので果物に含まれる果糖の吸収も遅いとされています。

また、果物には食物繊維以外にも、

  • ビタミン
  • ミネラル
  • 抗酸化物質

などの体に良い栄養をたくさん含みます。

実際に、果物を食べない人と比べて、適度のフルーツの摂取する人は心筋梗塞などのリスクが7%低いと報告されています(4)。

適量の果物の摂取は、甘いものを楽しみながら体を健康的な状態にメンテナンスしてくれるので、果糖が多いからといって果物を全く食べないようにはしないでください。

みちのくDr.
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1日の果物の摂取量の目安は、次の通りです。

  • 健康な人 :合計200g
  • 糖尿病の人:合計100g

日本人はほぼ全ての年代で果物の摂取量が不足していて、毎日十分にくだものを食べている人は10人中1〜3人だけです!

 

果物の量の目安について次の記事で確認しつつ、果糖の多いジュースやおやつの変わりに果物を多めに摂取するようにしてみてください。

まとめ

まとめ

本記事では、果糖を摂り過ぎると中性脂肪などにどのような影響が出るのか紹介しました。

結論として、果糖を摂り過ぎると、

  • 中性脂肪
  • 悪玉コレステロール
  • 尿酸値

などの血液検査の結果が悪化する可能性が高いです!

しかし、果糖の摂り過ぎが体に悪いからといって、果物も体に悪いというわけではありません!

果物に含まれる果糖の量はそれほど多くなく吸収も遅いので、適度な果物の摂取はむしろ健康に良いです!

果糖の多いジュースやハチミツなどの過剰摂取は控えつつ、適度な果物を摂取して体を健康的にメンテナンスしてみてください!

みちのくDr.
みちのくDr.

それでは今日も、良い筋トレライフを!

 

 

出典

(1)Stanhope KL, Schwarz JM, Keim NL, Griffen SC, Bremer AA, Graham JL, Hatcher B, Cox CL, Dyachenko A, Zhang W, McGahan JP, Seibert A, Krauss RM, Chiu S, Schaefer EJ, Ai M, Otokozawa S, Nakajima K, Nakano T, Beysen C, Hellerstein MK, Berglund L, Havel PJ. Consuming fructose-sweetened, not glucose-sweetened, beverages increases visceral adiposity and lipids and decreases insulin sensitivity in overweight/obese humans. J Clin Invest. 2009 May;119(5):1322-34.

(2)Lê KA, Ith M, Kreis R, Faeh D, Bortolotti M, Tran C, Boesch C, Tappy L. Fructose overconsumption causes dyslipidemia and ectopic lipid deposition in healthy subjects with and without a family history of type 2 diabetes. Am J Clin Nutr. 2009 Jun;89(6):1760-5.

(3)Nakagawa T, Hu H, Zharikov S, Tuttle KR, Short RA, Glushakova O, Ouyang X, Feig DI, Block ER, Herrera-Acosta J, Patel JM, Johnson RJ. A causal role for uric acid in fructose-induced metabolic syndrome. Am J Physiol Renal Physiol. 2006 Mar;290(3):F625-31.

(4)Dauchet L, Amouyel P, Hercberg S, Dallongeville J. Fruit and vegetable consumption and risk of coronary heart disease: a meta-analysis of cohort studies. J Nutr. 2006 Oct;136(10):2588-93.

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