こんにちは。
みちのくDr.です!
本日は、糖尿病を予防・治すために食事で食べてはいけないものとしてタンパク質の中でダメなものを紹介します。
糖尿病を予防したい人や治療したい人は、
「糖尿病の人が食べてはいけないものは?」
「糖尿病を悪化させる食べ物は?」
と食事で気をつけたほうがいいことについて知りたい人は多いですよね。
そこで、本記事ではタンパク質の中で糖尿病の人が食事で食べてはいけないものやダメなもの2つを紹介します。
糖尿病を予防・治療したい人はもちろん、タンパク質の過剰摂取を控えてダイエットしたい人にも参考になる情報です。
糖尿病や血糖値が気になる人はぜひ本記事を参考に、糖尿病の発症リスクを上げてしまわないようにダメなものを確認してみてください。
血糖値や糖尿病が気になる人が食事で食べないほうがいいものはたくさんあります。
その中でも、本記事は特に「タンパク質」にしぼって説明します。
栄養の中で、タンパク質とはそもそも何か知りたい人は次の記事を見てから読み進めてみてください。
目次
タンパク質の中でも、糖尿病の人が食事で食べてはいけないものやダメなものとして、実は特定の食品はないです。
ただし、糖尿病の発症リスクを上げないためには次の2つのことに注意する必要があります。
- 赤身の肉 100g/日以上
- 1日のカロリーの20%を超えたタンパク質の摂取
以降でそれぞれの項目について説明します。
糖尿病を予防・治療したい人の1日のカロリーの目安の、
「BMI22の標準 × 30kcal」
この20%のカロリーを上限にタンパク質を取ることがすすめられています(1)。
タンパク質は過不足なく摂取することが健康を保つために大切です。
タンパク質の一日の摂取量の目安や糖質や脂質などの栄養のバランスについて気になる人は、次の記事も合わせてご覧ください。
①赤身の肉 100g /日以上
糖尿病の発症リスクを上げないために食べてはいけないものの一つ目は、1日に赤身の肉を100g以上摂取することです。
日本人を対象にした研究では、動物性タンパク質の赤身の肉を1日に100g以上摂取していると糖尿病の発症リスクが高くなることがわかっています。(2)
大豆などの植物性タンパク質の場合は、糖尿病の発症リスクはないので動物性タンパク質の過剰摂取に注意してください(3)。
ただし、赤身の肉は「脂質」も多いことが原因かもしれないと言われています。
脂質の摂りすぎはもちろん、糖質の過剰摂取も糖尿病の発症リスクです。
脂質や糖質で食べてはいけないものについては次の記事をチェックしてみてください。
②1日のカロリーの20%を超えたタンパク質の摂取
糖尿病の発症リスクを上げないために食べてはいけないものの二つ目は、1日のカロリーの20%を超えたタンパク質の摂取です。
実は、タンパク質を過剰摂取した時にどのような病気が体に起きるのかははっきりとわかっていません。
しかし、タンパク質の摂取量が一日のカロリーの20%を超えると、
- 肥満
- 糖尿病
- 心臓病
- がん
- 骨粗鬆症
糖尿病に加えて上記の病気のリスクがあるかもしれないと言われています(4)。
厚生労働省も、一日のカロリーのうち20%を超えてタンパク質を摂取した場合の安全性については確認できていないため、とりすぎに注意するよう呼びかけています(5)。
タンパク質不足も問題ですが、過剰摂取も体に良くないので適度にタンパク質も摂取するようにしてみてください。
プロテインなどを活用してタンパク質をたくさん摂取できるようになったのはつい最近です。
そのため、タンパク質の過剰摂取による健康被害ははっきりとよくわかっていません。
摂取量の目安や上限についてより詳しく知りたい人はぜひ次の記事もご覧ください。
本記事ではタンパク質の中で糖尿病の人が食事で食べてはいけないものやダメなものを紹介しました。
タンパク質の中で特定の食品で食べてはいけないものはないです。
ただし、糖尿病の発症リスクを上げないためには次の2つのことに注意する必要があります。
- 赤身の肉 100g/日以上
- 1日のカロリーの20%を超えたタンパク質の摂取
赤身の肉の食べすぎやタンパク質の摂取量が1日のカロリーの20%を超えると、
- 肥満
- 糖尿病
- 心臓病
- がん
- 骨粗鬆症
糖尿病に加えて上記の病気のリスクがあるかもしれないので過剰摂取にならないように気をつけてください。
程よくタンパク質を摂取して、糖尿病や他の病気のリスクが上がらないように気をつけましょう。
それでは今日も、良い筋トレライフを!
出典
(1)一般社団法人日本糖尿病学会 「糖尿病診療ガイドライン」