≫「へるし医」は、健康になりたい人を全力で応援する医師のブログです

糖尿病の人が食事で食べてはいけないものやダメなもの【タンパク質編】2つ

糖尿病の人が食事で食べてはいけないものやダメなもの【タンパク質編】2つ

みちのくDr.
みちのくDr.

こんにちは。

みちのくDr.です!

本日は、糖尿病を予防・治すために食事で食べてはいけないものとしてタンパク質の中でダメなものを紹介します。

糖尿病を予防したい人や治療したい人は、

「糖尿病の人が食べてはいけないものは?」

「糖尿病を悪化させる食べ物は?」

と食事で気をつけたほうがいいことについて知りたい人は多いですよね。

そこで、本記事ではタンパク質の中で糖尿病の人が食事で食べてはいけないものやダメなもの2つを紹介します。

糖尿病を予防・治療したい人はもちろん、タンパク質の過剰摂取を控えてダイエットしたい人にも参考になる情報です。

糖尿病や血糖値が気になる人はぜひ本記事を参考に、糖尿病の発症リスクを上げてしまわないようにダメなものを確認してみてください。

みちのくDr.
みちのくDr.

血糖値や糖尿病が気になる人が食事で食べないほうがいいものはたくさんあります。

 

その中でも、本記事は特に「タンパク質」にしぼって説明します。

 

栄養の中で、タンパク質とはそもそも何か知りたい人は次の記事を見てから読み進めてみてください。

タンパク質とは?役割や機能と充分に摂取した時の5つのメリット タンパク質とは?役割や機能と充分に摂取した時の5つのメリット

【タンパク質編】糖尿病の人が食事で食べてはいけないもの2つ

【タンパク質編】糖尿病の人が食事で食べてはいけないもの2つ

タンパク質の中でも、糖尿病の人が食事で食べてはいけないものやダメなものとして、実は特定の食品はないです。

ただし、糖尿病の発症リスクを上げないためには次の2つのことに注意する必要があります。

【タンパク質】糖尿病を気にする人が食事で食べてはいけないもの2つ
  1. 赤身の肉 100g/日以上
  2. 1日のカロリーの20%を超えたタンパク質の摂取

以降でそれぞれの項目について説明します。

みちのくDr.
みちのくDr.

糖尿病を予防・治療したい人の1日のカロリーの目安の、

「BMI22の標準 × 30kcal」

この20%のカロリーを上限にタンパク質を取ることがすすめられています(1)。

 

タンパク質は過不足なく摂取することが健康を保つために大切です。

 

タンパク質の一日の摂取量の目安や糖質や脂質などの栄養のバランスについて気になる人は、次の記事も合わせてご覧ください。

タンパク質の一日の摂取量の目安は何グラム?男女別の必要量と上限量 タンパク質の一日の摂取量の目安は何グラム?男女別の必要量と上限量 糖尿病の食事療法①|予防・改善する体重の目安とダイエットのペース 糖尿病の食事療法①|予防・改善する体重の目安とダイエットのペース

①赤身の肉 100g /日以上

糖尿病の発症リスクを上げないために食べてはいけないものの一つ目は、1日に赤身の肉を100g以上摂取することです。

日本人を対象にした研究では、動物性タンパク質の赤身の肉を1日に100g以上摂取していると糖尿病の発症リスクが高くなることがわかっています。(2

大豆などの植物性タンパク質の場合は、糖尿病の発症リスクはないので動物性タンパク質の過剰摂取に注意してください(3)。

みちのくDr.
みちのくDr.

ただし、赤身の肉は「脂質」も多いことが原因かもしれないと言われています。

 

脂質の摂りすぎはもちろん、糖質の過剰摂取も糖尿病の発症リスクです。

 

脂質や糖質で食べてはいけないものについては次の記事をチェックしてみてください。

糖尿病の人が食事で食べてはいけないものやダメなもの【脂質編】4つ 糖尿病の人が食事で食べてはいけないものやダメなもの【脂質編】4つ 糖尿病の人が食事で食べてはいけないものやダメなもの【糖質編】5つ 糖尿病の人が食事で食べてはいけないものやダメなもの【糖質編】5つ

1日のカロリーの20%を超えたタンパク質の摂取

糖尿病の発症リスクを上げないために食べてはいけないものの二つ目は、1日のカロリーの20%を超えたタンパク質の摂取です。

実は、タンパク質を過剰摂取した時にどのような病気が体に起きるのかははっきりとわかっていません。

しかし、タンパク質の摂取量が一日のカロリーの20%を超えると、

  • 肥満
  • 糖尿病
  • 心臓病
  • がん
  • 骨粗鬆症

糖尿病に加えて上記の病気のリスクがあるかもしれないと言われています(4)。

厚生労働省も、一日のカロリーのうち20%を超えてタンパク質を摂取した場合の安全性については確認できていないため、とりすぎに注意するよう呼びかけています(5)。

タンパク質不足も問題ですが、過剰摂取も体に良くないので適度にタンパク質も摂取するようにしてみてください。

みちのくDr.
みちのくDr.

プロテインなどを活用してタンパク質をたくさん摂取できるようになったのはつい最近です。

 

そのため、タンパク質の過剰摂取による健康被害ははっきりとよくわかっていません。

 

摂取量の目安や上限についてより詳しく知りたい人はぜひ次の記事もご覧ください。

タンパク質の一日の摂取量の目安は何グラム?男女別の必要量と上限量 タンパク質の一日の摂取量の目安は何グラム?男女別の必要量と上限量

タンパク質の摂取量は糖尿病腎症の発症リスク

タンパク質の摂取量は、糖尿病(性)腎症の発症リスクにはならない

最後に、糖尿病の発症リスクではないですが、タンパク質の摂取量が多いと腎臓の機能が悪くなるのかどうかについて説明します。

 

タンパク質の摂取量が多いと以前からおしっこを作る腎臓の機能が悪くなる可能性が指摘されていましたが、その科学的根拠についてはまだ決着がついていません。

 

ですが、今のところタンパク質を摂取量が多くても腎臓の機能は悪くならないとされています(5)。

 

そして、タンパク質の摂取量が糖尿病性腎症の発症リスクになるという十分な根拠はありません1)。

 

だからといって、タンパク質を過剰摂取していいわけではありませんが、健康な人は腎臓の機能を気にしすぎて過剰にタンパク質を制限したり不足したりしないように気をつけてください。

みちのくDr.
みちのくDr.

どんなにいい薬も、過剰摂取すれば「毒」、不足すれば「効果不十分」です。

 

食事や運動も同じで、過不足なく自分の体に合ったちょうどいい量にして健康を保ちましょう!

まとめ

本記事ではタンパク質の中で糖尿病の人が食事で食べてはいけないものやダメなものを紹介しました。

タンパク質の中で特定の食品で食べてはいけないものはないです。

ただし、糖尿病の発症リスクを上げないためには次の2つのことに注意する必要があります。

【タンパク質】糖尿病を気にする人が食事で食べてはいけないもの
  1. 赤身の肉 100g/日以上
  2. 1日のカロリーの20%を超えたタンパク質の摂取

赤身の肉の食べすぎやタンパク質の摂取量が1日のカロリーの20%を超えると、

  • 肥満
  • 糖尿病
  • 心臓病
  • がん
  • 骨粗鬆症

糖尿病に加えて上記の病気のリスクがあるかもしれないので過剰摂取にならないように気をつけてください。

程よくタンパク質を摂取して、糖尿病や他の病気のリスクが上がらないように気をつけましょう。

みちのくDr.
みちのくDr.

それでは今日も、良い筋トレライフを!

 

 

出典

(1)一般社団法人日本糖尿病学会 「糖尿病診療ガイドライン」

(2)Kurotani K, Nanri A, Goto A, Mizoue T, Noda M, Oba S, Kato M, Matsushita Y, Inoue M, Tsugane S; Japan Public Health Center-based Prospective Study Group. Red meat consumption is associated with the risk of type 2 diabetes in men but not in women: a Japan Public Health Center-based Prospective Study. Br J Nutr. 2013 Nov;110(10):1910-8.

(3)Shang X, Scott D, Hodge AM, English DR, Giles GG, Ebeling PR, Sanders KM. Dietary protein intake and risk of type 2 diabetes: results from the Melbourne Collaborative Cohort Study and a meta-analysis of prospective studies. Am J Clin Nutr. 2016 Nov;104(5):1352-1365.

(4)Pedersen AN, Kondrup J, Børsheim E. Health effects of protein intake in healthy adults: a systematic literature review. Food Nutr Res. 2013 Jul 30;57.

(5)厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」p106-126

(6)Halbesma N, Bakker SJ, Jansen DF, Stolk RP, De Zeeuw D, De Jong PE, Gansevoort RT; PREVEND Study Group. High protein intake associates with cardiovascular events but not with loss of renal function. J Am Soc Nephrol. 2009 Aug;20(8):1797-804.

生活習慣病のまとめ 5つのレベルと健康の予防目標 【まとめ】5つのレベルの生活習慣病を運動などの健康習慣で予防・対策

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA