こんにちは。
みちのくDr.です!
本日は、出産後の授乳中などにアルコールを飲んでもいいかどうかについて紹介します。
出産後にお酒を飲みたいと思っても、
「授乳中の飲酒は赤ちゃんに発達障害などの影響があるの?」
「飲酒後、時間がたてば母乳をあげても大丈夫?」
と悩むお母さんやお父さんは多いですよね。
そこで、本記事では、
- 授乳中の飲酒による赤ちゃんへの3つの影響
- 出産後にお酒飲みたい!授乳期は飲酒後いつから母乳をあげてもいい?
この2つをもとに、授乳中のアルコールについてわかりやすく紹介します。
アルコールが赤ちゃんに悪影響することは知っていても、「お酒飲みたい!」と思って飲酒できないことがストレスになるお母さんもいますよね。
本記事では、お酒を飲んだ後授乳する赤ちゃんへの影響とともに、お酒を飲みたい時の飲酒の仕方についても紹介します。
赤ちゃんに飲酒の影響が出ないようにしつつ、お母さんがお酒を飲めないストレスを抱えないためにはどうすればいいのか、ぜひ本記事を通して確認してみてください。
「ぶっちゃけ、お酒飲んだ後授乳するとどうなるの?」と結論が知りたいお母さんもいますよね。
ズバリ、授乳中のアルコールは、後ほど紹介する適度な量であれば赤ちゃんに影響がほとんどないとされています。
ただ、過度な飲酒量の場合には悪影響が出ます!以降では、授乳中にお酒をたくさん飲むと、どのような悪影響が出るのか紹介します!
目次
はじめに、授乳中の飲酒による赤ちゃんへの影響について紹介します。
出産後の授乳期にお酒を飲むと、アルコールが母乳にも含まれて、赤ちゃんに対して主に次の3つの悪影響があります。
授乳中の飲酒は母乳を介して上記のような影響を赤ちゃんに与えるため、赤ちゃんの発達が遅かったり、赤ちゃんが日中傾眠がちになったりします。
また、過度に飲酒するとお母さんの体にも影響して、プロラクチンやオキシトシンというホルモンの量が減って母乳の量が減る原因です(2, 3)。
赤ちゃんだけでなく、お母さんの体にもお酒は悪影響を与えるので、授乳中のアルコールは控えることが一番おすすめです。
とはいえ、どうしてもお酒を飲みたいと思うお母さんもいますよね。
我慢し過ぎると、逆にストレスが高くなって赤ちゃんや育児に悪影響が出てしまうこともあります。
そのような時は、次に紹介するお酒との付き合い方を参考に、お酒を適度に飲みつつ授乳するようにしてみてください。
授乳中はアルコールを控えるのが、赤ちゃんにとってもお母さんにとっても一番いいです。
でも、どうしても飲みたい時には次の3つのポイントを押さえてお酒を飲むことがおすすめです!
お酒を毎日飲むと、少量の飲酒でも赤ちゃんに毎日アルコールの影響を与えてしまうかもしれないため、時々飲むようにしてみてください。
また、お酒を飲む時は、次の絵と表の適度な量を上限に飲酒することがおすすめです。
お酒の種類 | アルコール度数 | 容器の量 | 許容量 | カロリー |
---|---|---|---|---|
ビール | 5% | 500ml 0.5缶 | 250ml | 101kcal |
発泡酒 | 5% | 500ml 0.5缶 | 250ml | 114kcal |
日本酒 | 15% | 0.5合 | 90ml | 98kcal |
ウイスキー | 43% | ダブル0.5杯 | 30ml | 68kcal |
ハイボール | 9% | グラス0.5杯 | 130ml | 68kcal |
焼酎 | 25% | 0.3合 | 50ml | 71kcal |
ワイン | 14% | 1/8本(1杯) | 90ml | 70kcal |
チューハイ | 5% | 500ml 0.5缶 | 250ml | 127kcal |
梅酒 | 13% | グラス 1杯 | 100ml | 164kcal |
ブランデー | 40% | ダブル 0.5杯 | 30ml | 68kcal |
※1日の純アルコール量の目安
上記の表のアルコール量だと、お母さんの肝臓で一般的に2〜3時間で代謝されて、母乳に含まれるアルコールの量が少なくなると言われています(2, 3)。
ちなみに、母乳に含まれるアルコールの濃度は飲酒後60〜90分後が一番高いとわかっています(2, 3)。
そのため、飲酒後は最低でも2時間あけてから授乳するようにしてみてください。飲酒後2時間後の授乳については、日本産婦人科医会もおすすめしています(4)。
授乳中に飲酒する時は、
- 機会飲酒(時々飲む)
- 適度なお酒の量
- 飲酒してから2時間後以上に授乳
上記の3つのポイントを守るようにして、お酒と上手にお付き合いしてみてください。
ちなみに、お酒を飲んだ後に母乳を捨てるのは意味がないことがわかっています。
飲酒後に母乳を搾ったとしても、母乳中のアルコール濃度は変わりません(1)。
先ほど紹介した3つのポイントを旦那さんも一緒に守りつつ、パパとママ二人で共にお酒と上手にお付き合いすることがおすすめです。
本記事では、
- 授乳中の飲酒による赤ちゃんへの3つの影響
- 出産後にお酒飲みたい!授乳期は飲酒後いつから母乳をあげてもいい?
この2つをもとに、授乳中のアルコールについて紹介しました!
出産後の授乳期にお酒を飲むと、アルコールが母乳にも含まれて、赤ちゃんに対して主に次の3つの悪影響があります。
授乳中のお酒は上記のような悪影響を赤ちゃんに与えてしまうことがあるため、出産後の授乳期もお酒を控えることが一番おすすめです。
でも、とうしてもお酒を飲みたいと思う時は、我慢しすぎずに次の3つのポイントを押さえて飲酒してみてください。
上記の3つを守ることで、赤ちゃんへのアルコールの影響を最小限にすることができます!
パパとママ、二人で一緒にお酒と上手にお付き合いしつつ、赤ちゃんへのアルコールの影響を少しでも減らせるようにしてみてください。
それでは今日も、良い筋トレライフを!
出典