こんにちは。
みちのくDr.です!
本日は、尿酸とはどんな物質で、正常値はどのくらいなのか基準値を紹介します。
健康診断などの採血検査で医者に尿酸値が高いと言われたことがある人の中には、
「尿酸とは?」
「尿酸値の正常値はどのくらい?」
と、疑問に思う人も多いのではないでしょうか。
そこで、本記事では、尿酸とはどのような代謝物で血液検査での尿酸値の基準はどれくらいかわかりやすく紹介します。
尿酸は体の中でどのような役割を果たしているのか気になる人や、尿酸値の基準について知りたい人はぜひ本記事を参考にしてみてください。
尿酸と聞くと、健康に悪いイメージを持つ人が多いですが、実は体に欠かすことのできない物質でもあります!
ただ、尿酸値が高い場合には、生活習慣病を引き起こすリスクが上がるので正常値に留めることがおすすめです。
では、尿酸とは具体的にどのような物質なのか以降で紹介します!
目次
尿酸とは、プリン体が肝臓で代謝されてできる生成物の一つです。
そして、尿酸は体の組織や体を形作るDNA(デオキシリボ核酸)やRNA(リボ核酸)の原料として使われ、人の体に欠かせない物質の一つです。
尿酸の原料となるプリン体として、主に次の外因性プリン体と内因性プリン体の2種類があります。
- 外因性プリン体:食物を消化・分解した時に生じるプリン体
- 内因性プリン体:細胞の核酸を分解した時に生じるプリン体
上記の2つの経路のプリン体が肝臓で代謝され、細胞や組織を作る時に材料として使われることで血液中の尿酸値や体内の尿酸の量が変化します。
尿酸がないと人は生きることができません。
しかし、いつでも・どこでも・なんでも食べられる現代では、尿酸が不足することはほぼないです。
逆に、食べ過ぎ飲み過ぎで尿酸値が高くなってしまうことで高尿酸血症という状態になり、
- 痛風
- 尿管結石症
- 生活習慣病
このような病気にかかる人が多いので、毎年の健康診断で尿酸値wpチェックすることがおすすめです(1)。
尿酸値の正常値は男性と女性で次のように違います。
- 男性:3.0-6.9mg/dl
- 女性:2.5-6.0mg/dl
※医療機関によって尿酸値の正常値は若干異なります。
男女で尿酸値の基準が違う理由は、単純に女性よりも男性のほうが体が大きいためです。
体の大きさの違い以外にも理由はありますが、骨格によって体の新陳代謝が違うため、尿酸値の正常値は異なります。
ただし、これまでに痛風や尿管結石症などの既往がある人は、男女ともに尿酸の正常値の上限は6mg/dlです(1)。
痛風や尿管結石症の既往歴がある人は、尿酸値が6mg/dlを超えると再発するリスクが高くなります(1)。
痛風や尿管結石症は激痛で、人によっては救急車を呼ぶ程の痛みのため、激痛を予防するためにも尿酸値を気にしてみてください。
尿酸値について、ほとんどの人が健康診断で毎年チェックしています。
尿酸値が高い高尿酸血症だと動脈硬化が進んで、
- 脳卒中
- 心筋梗塞
- 腎臓病
などの生活習慣病のリスクが高くなってしまいます。
毎年の健康診断で尿酸値が正常範囲内になるように気にしつつ、生活習慣病の予防をしてみてください!
本記事では、尿酸とはどのような代謝物で血液検査での尿酸値の基準はどれくらいかわかりやすく紹介しました。
尿酸とは、プリン体が肝臓で代謝されてできる生成物の一つです。
そして、尿酸は体の組織や体を形作るDNA(デオキシリボ核酸)やRNA(リボ核酸)の原料として使われ、人の体に欠かせない物質の一つです。
尿酸値の正常値は男性と女性で次のように違います。
- 男性:3.0-6.9mg/dl
- 女性:2.5-6.0mg/dl
※医療機関によって尿酸値の正常値は若干異なります。
そして、これまでに痛風や尿管結石症などの既往がある人は、男女ともに尿酸の正常値の上限は6mg/dlです(1)。
痛風や尿管結石症の既往歴がある人は、尿酸値が6mg/dlを超えると再発するリスクが高くなります(1)。
ほとんどの人にとって、痛風や尿管結石症の痛みはこれまでに経験したことがないような激痛なので、激痛を予防するためにも尿酸値を気にかけてみてください。
それでは今日も、良い筋トレライフを!
出典