こんにちは。
みちのくDr.です!
本日は、血糖値とは何かわかりやすく紹介します。
体の健康の状態をチェックするために、健康診断などで「血糖値」を毎年測る人がほとんどです。
でも、
「そもそも血糖値とはなに?」
「血糖値の通常の正常値ってどのくらい?」
「血糖値が高い場合や急上昇するとなぜ悪いの?」
と疑問に感じる人は多いでしょう。
そこで、本記事では、
- 血糖値とは?
- 血糖値の正常の数値は?
- 血糖値が高い場合や急上昇するとなぜ悪い?
この3つの疑問をもとに血糖値とはなにかわかりやすく説明します!
血糖値が気になる人や今年の健康診断で注意された人は、ぜひ本記事を参考に血糖値とはどのようなものか確認してみてください。
血糖値が気になる人は多いですよね。
本記事では血糖値とはどんなものなのか基本的なことを説明します!
目次
ずばり、血糖値とは血液中のブドウ糖の濃度のことです(1)。
食事で食べた炭水化物は、腸で消化・吸収ブドウ糖になって血液の中に入ります。
健康な人でも誰でも食事をすれば血糖値は変化します。
糖尿病は、食後などの血糖値の変化が大きくて正常の数値を超えてしまう病気です。
次に、血糖値の正常の数値について一緒に確認していきましょう!
血糖値の正常の数値としては、主に食前の「空腹時血糖値」という血糖値を目安にします。
空腹時血糖値の正常値は、70〜100 mg/dlが通常の目安です(2)。
100〜110mg/dlの数値も正常範囲内ですが、「正常高値」として糖尿病のガイドラインでは精密検査をすることが勧められています(2)。
空腹時血糖値が高い人は、さらに75gOGTT2時間値というブドウ糖を75g飲んだ2時間後の血糖値も測定します。
検査して、
- 空腹時血糖値
- 2時間後血糖値
この2つをもとに、血糖値の「型」を次の表から分類します。
健康診断の時は、一般的に「空腹時血糖値」を調べていると思ってください。
最後に、血糖値が高い場合や急上昇するとなぜ悪いのかについて説明します。
血糖値が高い場合や急上昇する場合には、次の図のように血糖値が上がってしまって血管を傷つけてしまいます。
血管が傷つくと、心臓病や脳卒中などの病気の一番の原因となる動脈硬化を引き起こしてしまいます。
血糖値が高い状態の病気である糖尿病は、高血糖が長年続くことで、
- し:神経(神経障害)
- め:眼(網膜症)
- じ:腎臓(腎症)
と呼ばれる3大合併症が起きてしまうので、糖尿病にならないように生活習慣を気を付けることが大切です。
食後の高血糖や生活習慣病に関しては、次の記事でよりくわしく説明しているのでぜあわせてご覧ください。
血糖値が低い「低血糖」も体には悪いですが、健康な人ではよほど食事しない状態が続かないとならないです。
糖尿病の人は、低血糖にもなりやすくなってしまいます。
糖尿病にならないように、血糖値についても気にしてみてください。
本記事では、
- 血糖値とは?
- 血糖値の正常の数値は?
- 血糖値が高い場合や急上昇するとなぜ悪い?
この3つの疑問をもとに血糖値とはなにかわかりやすく説明しました。
血糖値とは、血液中のブドウ糖の濃度のことです。
正常値は、通常70〜100mg/dlです。
血糖値が高すぎると糖尿病や動脈硬化を引き起こして、心臓病などの生活習慣病を引き起こしてしまいます。
血糖値が高い状態が続いたり、急上昇しないようにぜひ普段の生活に気を配ってみてください!
それでは今日も、良い筋トレライフを!
出典
(2)一般社団法人日本糖尿病学会「糖尿病診療ガイドライン2019」
(3)三島市医師会「糖尿病」