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BMIと体脂肪率の両方を目安にした体重管理がおすすめな3つの理由

BMIと体脂肪率の両方を目安にした体重管理がおすすめな3つの理由

みちのくDr.
みちのくDr.

こんにちは。

みちのくDr.です!

本日は、BMIと体脂肪率の両方を目安に体重管理をすることがおすすめな3つの理由を紹介します。

女性も男性も体重管理をしていると、

「BMIと体脂肪率、どっちを目安にすればいいんだろう?」

と悩む人もいると思います!

ズバリ、BMIと体脂肪率の両方を目安にしましょう!

本記事では、BMIと体脂肪率の両方を目安に体重管理をすることがおすすめな理由として、

  • BMIだけでは隠れ肥満かわからない
  • 体脂肪率は測定が難しい・誤差が大きい
  • BMIと体脂肪率の両方を計測するとより正しい目安がわかる

この3つを説明します。

BMIと体脂肪率のごちらで体重管理をするか考えているあなたは間違いなく、健康管理のエキスパートです!

そんなベテランの人もこれから体重管理を始めるビギナーの人も、本記事をぜひ最後まで読んでいただき、BMIと体脂肪率の両方を測定して体重管理を行う参考にしてみてください!

みちのくDr.
みちのくDr.

BMIだけでも、体脂肪率だけでも十分に体重管理をできているとは言えません。

 

片方だけなら100点満点中50点…

 

どっちも管理できるようになって、体重管理は100点なのでぜひ極めてください!

BMIだけでは隠れ肥満かわからない

BMIだけでは隠れ肥満かわからない

BMIと体脂肪率の両方を目安に体重管理をすることがおすすめな理由の1つ目は、BMIだけでは隠れ肥満かどうかわからないためです。

BMIは、身長と体重の2つを計測するだけで、次の表のように簡単に計算できます。

  1. BMI
    <算出方法> 体重(kg)÷ 身長(m)÷ 身長(m)= あなたのBMI値
    18.5~25未満(標準値22)
     
  2. 標準体重
    <算出方法>身長(m)× 身長(m)× 22 = あなたの標準体重

出典:全国健康保険協会「診察等」

また、BMIが22の体重を「標準体重」と言い、生活習慣病などの病気に一番なりにくいことがわかっています。

しかし、身長と体重だけ計測すれば計算できる反面、BMIには落とし穴があります。

BMIの欠点は、体重の増減として「脂肪」と「筋肉」のどちらが増えたり減ったりしているかわからないことです。

健康的なダイエットは、カラダの脂肪を落とすことが目的であって筋肉を落として減量することではないです。

BMIが標準の22や正常範囲内の18.5以上25未満に近づいたからといっても、筋肉が減っていたり脂肪が増えていればカラダにいいことはありません。

体重管理をするうえではこのBMIの落とし穴にはまらないように、体脂肪率も計測してどのように体重が変化しているか知ることが大切です!

みちのくDr.
みちのくDr.

BMIは簡単・お手軽に計算できるので、自分の身長に対する体重の目安をパッと知ることできます!

 

また、現在の体重が肥満なのか、それとも痩せすぎなのかラクチンに知ることができる優良な指標でもあります。

 

BMIについては、以下の記事で詳しく紹介しているので、自分のBMIが気になる人はぜひ合わせてご覧ください。

体脂肪率は測定が難しい・誤差が大きい

体脂肪率は測定が難しい・誤差が大きい

BMIと体脂肪率の両方を目安に体重管理をすることがおすすめな理由の2つ目は、体脂肪率は測定が難しい・誤差が大きいためです。

体脂肪率は、次の表のように体脂肪量を体重で割った値で計算します。

  • 体脂肪率(PBF:percentage body fat)
    <算出方法> 体脂肪率(%)=体脂肪量 ÷ 体重 × 100

式は簡単そうに見えるものの、「体脂肪量」を計測するのが超難しいです!

現代の科学では、この体脂肪量を完璧に誤差なく求めることは不可能です…

また、メーカーや機械によって計算方法が違うことも欠点です。

体重計に例えるなら、60kgの人の体重が55kgや70kgと出てしまうくらい誤差が生じることも普通にありえます…

そのため、機械が測定してくれる体脂肪率だけでは、完璧にカラダの脂肪や筋肉量を知ることはできないので一喜一憂しないように気をつけてください。

みちのくDr.
みちのくDr.

市販の体重計の体脂肪率は誤差が大きい可能性があるので、あくまで一つの参考にしてください!

 

誤差なく、体脂肪率を計測できる機械がこの世に早く誕生してほしいです。

 

男女別や年齢別の体脂肪率の目安については以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください!

BMIと体脂肪率の両方を計測するとより正しい目安がわかる

BMIと体脂肪率の両方を計測するとより正しい目安がわかる

BMIと体脂肪率の両方を目安に体重管理をすることがおすすめな最後の理由は、BMIと体脂肪率のそれぞれの欠点を補えるためです。

BMIと体脂肪率の長所と短所をまとめると次の表の通りです。

BMIと体脂肪率の長所と短所
BMIと体脂肪率の長所と短所

先述したように、BMIは身長と体重だけで簡単・正確に計算できるのに対して、体脂肪率を完璧に測定することは不可能です。

反対に、BMIは脂肪や筋肉の量を計算することができないのに対して、体脂肪率はどちらも計測することができます。

そのため、BMIと体脂肪率の両方を測定することお互いの欠点を補って正確に体重管理を行うことができます!

もちろん、体脂肪率の測定にあたっては少しでも精度の高い機械を使うことがおすすめです。

みちのくDr.
みちのくDr.

体重は毎日計測することがおすすめで、BMIや体脂肪率は月1回計算することがおすすめです。

 

自分も月1回500円でInBodyという機械を使って計測しています。大きい会社では、社内に設置していることもあります。

 

自分のカラダ報告とInBodyについて、以下の記事でまとめているのでこちらもぜひご覧ください。

まとめ

まとめ

本記事では、BMIと体脂肪率の両方を目安に体重管理をすることがおすすめな理由として、

  • BMIだけでは隠れ肥満かわからない
  • 体脂肪率は測定が難しい・誤差が大きい
  • BMIと体脂肪率の両方を計測するとより正しい目安がわかる

この3つを紹介しました。

体重管理をする時は、毎日体重を測るようにして、次にBMIと体脂肪率も管理するようにすることが順番として大切です!

BMIと体脂肪率まで計測して体重管理できれば、健康管理に関しては上級者なので自信を持ってください!

体重・BMI・体脂肪率の全てを知っていれば全知全能!

みちのくDr.
みちのくDr.

それでは今日も、良い筋トレライフを!

 

 

出典

(1)全国健康保険協会「診察等」

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