
こんにちは。
みちのくDr.です!
本日は、コーヒーを飲むとコレステロールや中性脂肪が高くなるのか低くなるのか紹介します。
コレステロールや中性脂肪を気にしている人の中には、
「コーヒーは悪玉コレステロールを下げる飲み物?」
「それとも、コーヒーは中性脂肪などを上げる飲み物?」
と、コーヒーと脂質の関係について気になる人もいるのではないでしょうか。
そこで、本記事では、
- コーヒーはコレステロールを下げる飲み物?
- 長期的にはコーヒーは動脈硬化を予防する
- 【結論】コレステロールや中性脂肪が高い人もコーヒーはおすすめ!
上記の3つをもとに、コーヒーは悪玉コレステロールや中性脂肪を下げるのか上げるのかについて紹介します。
脂質異常症が気になる人は、ぜひ本記事を通してコーヒーとコレステロールの関係について確認してみてください!

コーヒーを飲むと悪玉コレステロールが高くなるのか低くなるのか、気になる人は結構多くてよく質問を受けます。
ズバリ、コーヒーはコレステロールを下げる飲み物ではありません!むしろ、コレステロールを上げることがあります。
結論をすでに書いてしまいましたが、それでもコーヒーは脂質異常症の人にもおすすめです。では、なぜおすすめなのか以降で説明します!
目次

先ほど結論を記載した通り、少なくともコーヒーはコレステロールを下げる飲み物ではないです!
むしろ、コーヒーの淹れ方によってはコレスロールを高めてしまうことがあります(1)。
具体的には、コーヒーの淹れ方によってコレステロールは次のように変化します。
- フレンチプレス式:コレステロールが高くなる
- ペーパードリップ式:コレステロールは高くならない
それぞれの淹れ方で、どうしてコレステロールの変化に違いがあるのか以降で説明します。
フレンチプレス式でコーヒーをいれると悪玉コレステロールは上がる
フレンチプレス式とは、次の図のようにフィルターを使わずにコーヒーを入れる方法です。

フレンチプレス式でコーヒーを入れると、コーヒー豆に含まれるカフェストールという油分も抽出されます。
カフェストールがコーヒーに含まれると濃厚な味わいがあるものの、このカフェストールという成分が血液中の悪玉コレステロールや中性脂肪を上昇させます(1)。
実際に、ある研究ではフレンチプレス式で入れたコーヒーを飲み続けると悪玉コレステロールが6-8%上がると報告しています(2)。

フレンチプレス式で淹れたコーヒーは、素人の自分でもわかるくらい風味が強くなってこうばしいです。
でも、あるコーヒー屋さんのマスター曰く、「フレンチプレス式だと体に悪い成分も含まれることがあるので飲み過ぎないほうが良い」と、一人の専門家の意見ももらっています。
なので、フレンチプレス式でコーヒーを飲むのはほどほどがおすすめなようです!
フィルターを使ってコーヒーをいれると悪玉コレステロールは上がらない
ペーパーフィルターを使ってコーヒーを入れる方法は、アメリカ式と言われることが多く、次の図ような方法です。

フレンチプレス式と違って、ペーパーフィルターを使ってコーヒーを入れると、コーヒーの油分のカフェストールがペーパーに残るので抽出されません。
そのため、ペーパードリップ式でコーヒーを入れた場合はコレステロールや中性脂肪は上がらないとされています(3)。

コレステロールや中性脂肪を気にしつつコーヒーを飲むなら「ペーパーフィルター式」がおすすめです。
フレンチプレス式でコーヒーの風味を楽しみたい人は、飲み過ぎに気をつけつつコーヒーをたしなむことがおすすめです!
とはいえ、長期的にはコーヒーには健康のメリットがあるので、次にコーヒーの健康の効果を紹介します!

コーヒーの入れ方によっては血液中のコレステロールを上げますが、長期的には万病のもとの「動脈硬化」を予防してくれます!
コーヒーが動脈硬化を予防してくれるのは、クロロゲンなどのポリフェノールが抗酸化物質として働くためと言われています。(4, 5)。
実際、1日に2〜4杯のコーヒーを習慣的に飲む人は、心臓病や脳卒中のリスクを以下の程度下げられると言われています。
そして、コーヒーを適度に飲む人は飲まない人よりも死亡率も低いとされているので、コーヒーを適度に飲むことがおすすめです(9)。

コーヒーの適量は1日1〜4杯です!
1杯の量としては、
- ドリップコーヒー:1杯150ml
- インスタントコーヒー:1杯100ml
が目安です!
これ以上摂取しても、さらに健康にいいわけではないので飲み過ぎにはお気をつけください。

本記事の結論として、フレンチプレス式だとコレステロールが上がってしまいますが、ペーパードリップ式ならコレステロールは上がらないのでコーヒーはおすすめです!
むしろ、
- 動脈硬化
- 心筋梗塞
- 脳卒中
などを予防する効果があるされているので、コレステロールや中性脂肪が高い人もコーヒーを飲むことがおすすめです。
コーヒー好きな人は、適度にコーヒーを飲み続けて動脈硬化の予防をしてみてください!

コーヒーは、
- 血糖値:下げる
- 血圧:少し上げる
- 脂質:淹れ方によっては上がる
と、必ずしも糖尿病・高血圧・脂質異常症を改善してくれるわけではないです。
ただ、コーヒーに含まれるクロロゲンというポリフェノールが健康にたくさんの効果をもたらしてくれると言われています。
なので、生活習慣病を予防したい人は、飲み過ぎに気をつけつつ適量のコーヒーの摂取がおすすめです。

本記事では、
- コーヒーはコレステロールを下げる飲み物?
- 長期的には動脈硬化を予防してくれる
- 【結論】コレステロールや中性脂肪が高い人もコーヒーはおすすめ!
上記の3つをもとに、コーヒーは悪玉コレステロールや中性脂肪を下げるのか上げるのかについて紹介しました。
フレンチプレス式のコーヒーの入れ方だと、コーヒーに含まれるカフェストールという油分の影響で悪玉コレステロールが上がりやすいです。
しかし、ペーパーフィルターを使えばカフェストールが除去されて、コレステロールを上げずに動脈硬化の予防の効果もあるとされています!
そのため、コーヒー好きでコレステロールや中性脂肪が高い人も、適量のコーヒーを飲むことがおすすめです。
適度にコーヒーを飲んで全身の血管を整えてみてください!

それでは今日も、良い筋トレライフを!
出典