こんにちは。
みちのくDr.です!
本日は、コーヒーと血圧の関係について紹介します。
コーヒーが好きなものの高血圧を気にしている人の中には、
「コーヒーやめたら血圧下がったという人もいるけど本当?」
「コーヒーを飲むと血圧下がるって聞くこともあるけど嘘?」
と、コーヒーを飲むと血圧上昇するのか血圧低下するのかよくわからない人が多いのではないでしょうか。
そこで、本記事では、
- 短期的にはコーヒーを飲んだ直後は血圧上昇する
- 長期的にはコーヒーは血圧低下などのメリットがたくさん
上記の2つをもとに、コーヒーを飲むと血圧はどのように変化するのかわかりやすく紹介します。
コーヒーを飲むと血圧にどんな影響があるのか気になる人は、実際にどのような影響があるのかぜひ本記事で確認してみてください。
その上で、今後のコーヒーとの付き合い方について検討してみてください!
コーヒーを飲むと血圧が高くなって困るという悩みをよく聞きます。
はたまた、コーヒーは心筋梗塞や脳卒中の予防に良いと聞いて習慣的に飲んでいる人の声もよく聞きます。
では、実際にコーヒーを飲むと血圧などにどのような影響があるのか以降で確認していきましょう!
目次
はじめに、コーヒーの短期的な効果について紹介します。
普段あまりコーヒーを飲まない人やカフェインの代謝が遅い人は、カフェインを摂取すると一時的に血圧が上昇します!
カフェインを摂取すると血圧が高くなる理由は、カフェインが交感神経を刺激するためです。
実際に、多くの研究では、カフェイン100〜300mg相当のコーヒー1〜2杯を飲むと、
- 収縮期血圧(上の血圧):4〜8mmHg
- 拡張期血圧(下の血圧):3〜6mmHg
このくらいの血圧上昇が3時間程度続くと報告しています(1, 2, 3, 4, 5)。
そのため、これまで朝にコーヒーを飲んでから血圧を測っていた人が「コーヒーをやめたら血圧下がった!」と言うのは、カフェインの影響を受けていないことがほとんどです。
コーヒーを飲むとカフェインの作用で血圧が上昇するのは一時的です。
一般的に、2週間くらい毎日習慣的にコーヒーを飲むとカフェインに耐性ができて血圧が上がらなくなる人が多いようです(1)。
ただし、あくまで「一般的」であって、習慣的にコーヒーを飲んでいる人でも血圧が一時的に上がる人もいます。
次に、コーヒーの長期的な効果について紹介します。
長期的にはコーヒーは高血圧のリスクはなく、むしろ動脈硬化を予防して心筋梗塞や脳卒中などのリスクをさ下げることがわかっています(1)。
なぜコーヒーが心筋梗塞などの心臓病や脳卒中のリスクを下げるかについて、ハッキリとした理由はまだわかっていません。
しかし、今のところコーヒーや緑茶に含まれるクロロゲンなどのポリフェノールが抗酸化物質として働いて動脈硬化を予防していると言われています(6, 7)。
実際、1日に2〜4杯のコーヒーを習慣的に飲む人は、心臓病や脳卒中のリスクを以下の程度下げられると言われています。
また、コーヒーには塩分が含まれず、血圧を下げてくれるカリウムが豊富に含まれ、血圧を下げてくれる可能性があります!
そのため、コーヒーを飲んでも特に症状がない人は、長期的には高血圧のリスクはなく、むしろ心臓病や脳卒中を予防できるので、習慣的に飲むことがおすすめです。
コーヒーを飲んでも特に困った症状がなく、血圧の上昇も少しだけなら、長期的なメリットのほうが大きいです!
もしも、コーヒーを飲んで、
- 血圧が一気に180/110mmHgを超える
- 気分が悪くなる
- 頭痛やだるさが出る
など、血圧が急激に上がったり困った症状が出る場合、その人にとって珈琲は健康を害するダメな飲み物です。
上記のような症状が出ない人にとっては、コーヒーは血圧を下げる飲み物かもしれないので、適度に摂取してみてください!
本記事では、
- 短期的にはコーヒーを飲んだ直後に血圧上昇する
- 長期的にはコーヒーは血圧低下などのメリットがたくさん
上記の2つをもとに、コーヒーを飲むと血圧はどのように変化するのか紹介しました。
普段あまりコーヒーを飲まない人やカフェインの代謝が遅い人は、カフェインを摂取すると交感神経が刺激されて一時的に血圧が上昇します!
しかし、長期的にはコーヒーは高血圧のリスクはなく、むしろ動脈硬化を予防して心筋梗塞や脳卒中などのリスクを下げることがわかっています(1)。
コーヒーを飲むと気分が悪くなったり血圧が急激に上がる人はコーヒーを控えたほうがいいです。
しかし、、特に症状がない人は適度にコーヒーを飲むことがおすすめです!
コーヒーに含まれるポリフェノールやカリウムを摂取して、血管を動脈硬化から予防しましょう!
それでは今日も、良い筋トレライフを!
出典