こんにちは。
みちのくDr.です!
本日は、運動中や運動後に不整脈が生じる原因や対処法を紹介します。
ランニングやジョギングなどの有酸素運動をしている時に、
「あれ?いつもより脈が速い気がする」
「脈が飛ぶ時がある!」
などと感じる人もいますよね。
その症状、期外収縮という不整脈で放置すると大変なことになるかもしれません!
本記事では、
- 不整脈や期外収縮が起きた時に感じる症状
- 期外収縮の不整脈が生じる3つの原因
- 不整脈を感じた時の対処法
この3つをもとに、運動で不整脈が生じる原因や対処法についてわかりやすく説明します。
- 久しぶりに運動する人
- 負荷の強いトレーニングをする人
- 最近よく脈が飛ぶような症状がある人
このような人たちは、運動が原因で不整脈が生じたり悪化したりするので、本記事を通して不整脈について確認して備えてください。
久しぶりに運動する人も普段からよく運動する人も、誰しも運動が原因で不整脈になることがあります!
不整脈は放置すると突然死の原因になることもあるので注意が必要です!
特に、これから運動し始める人やオーバートレーニングしがちな人は本記事で不整脈について確認してお気をつけてください。
目次
はじめに、激しい運動をして不整脈や期外収縮が起きた時に感じる症状について紹介します。
運動が原因で不整脈が生じることを運動誘発性不整脈と言い、突然「ドキッ」とすることを期外収縮といいます(1)。
運動で不整脈や期外収縮が起きた時に感じる症状は、主に次の通りです。
- 胸痛
- 動悸(ドキドキする)
- 胸の苦しさ
- 脈が飛ぶ
- 不快感
- つかれ
- 冷や汗
- 吐き気・嘔吐(おうと)
※上記以外の症状もあるため、不整脈を疑った時には病院を受診し医師に相談してください。
運動をしている時に、
「あれ?脈が飛んだような」
「胸がなんだか苦しくて気持ち悪い…」
と感じた時には、不整脈が起きているかもしれないのですぐに運動をやめて休憩してください。
不整脈を感じた時の対処法については、後ほど詳しく紹介します。
まずは、すぐに運動をやめて休憩してください!
次に、運動中や運動後に不整脈が原因について説明します。
不整脈起きる原因としては、主に次の3つです。
- 運動不足
- ペースが速すぎる
- 隠れた病気がある可能性
※上記以外の原因もあるため、不整脈を疑った時には病院を受診し医師に相談してください。
原因としては、上記のどれか一つのこともあれば3つ全ての場合もあります。
それぞれの原因について、対策も含めて以降で詳しく説明します。
①運動不足
運動で不整脈や期外収縮が起きる原因の一つ目は、運動不足です。
久しぶりに運動すると、自分が思っていた以上に心肺機能などの体力が落ちていて体に負担がかかっている可能性があります。
不整脈の症状などを感じる時は、もう少し負荷が少ない運動をするかペースを落として運動してみてください。
②ペースが速すぎる
運動で不整脈や期外収縮が起きる原因の二つ目は、ペースが速すぎることです。
特に普段から運動している人だと、楽しくなって運動のペースを上げすぎてオーバートレーニングになってしまうことがあります。
鍛えるために少しの無理は必要な時もありますが、無理しすぎると不整脈など体がSOSを出すこともあるので無理のしすぎは禁物です!
ペースが速すぎる場合は、焦らず落ち着いてペースを少し落としてみてください。
ホッケー選手を対象にした研究では、目標心拍数や最大心拍数を超えたトレーニングで不整脈のリスクが高くなることがわかっています(2)。
また、最大心拍数を超えたペースでトレーニングすると運動後の回復も遅いです。
無理のしすぎは禁物、無理をするなら少しだけにしてみてください。
③隠れた病気がある可能性
運動で不整脈や期外収縮が起きる原因の三つ目は、隠れた病気があることです。
不整脈になる病気は、心臓の病気以外にもたくさんあって、これまで病気がない人も隠れた病気がある可能性があります。
隠れた病気がある場合、運動で不整脈が出やすくなっているかもしれません。
心配な時には、内科の先生に相談してみてください。
久しぶりに運動する人は特に無理しすぎないように気をつけてください!
もしも不整脈と思う症状が出た時は、次に紹介する対処法を行ってください。
ランニングなどので運動で不整脈を感じた時の対処法は、とにかく運動を中断して休むことです。
気分が悪い時などは、症状が悪化することもあるので周りの人に声をかけて恥ずかしがらずに相談してください。
休んでも動悸などの症状がよくならない時は、すぐに病院を受診するように調整するとともに、以下の迷走神経刺激法を試してみてください。
- 大きく息を吸ってから息を止めて踏んばる(息こらえ)
- 冷たい水で顔を洗う
- 冷たい水を飲む
ただし、休んでも不整脈がよくならない時は迷走神経刺激法でもよくならないことが多いです。
よくならない時は、すぐに病院を受診するようにしてください。
迷走神経刺激法には他の方法がありますが、医者以外の人が行うと危険なのでおすすめしません。
試すなら紹介した3つまでにしてください。
これから運動する人は、不整脈にならないためにも次の記事で紹介している心拍数などを目安に運動してください。
本記事では、
- 不整脈や期外収縮が起きた時に感じる症状
- 期外収縮の不整脈が生じる3つの原因
- 不整脈を感じた時の対処法
この3つをもとに、運動で不整脈が生じる原因や対処法についてわかりやすく説明しました。
激しい運動を不整脈や期外収縮が起きた時に感じる症状は次の通りです。
- 胸痛
- 動悸(ドキドキする)
- 胸の苦しさ
- 脈が飛ぶ
- 不快感
- つかれ
- 冷や汗
- 吐き気・嘔吐(おうと)
※上記以外の症状もあるため、不整脈を疑った時には病院を受診し医師に相談してください。
また、不整脈や期外収縮が起きる原因は主に次の3つです。
- 運動不足
- ペースが速すぎる
- 隠れた病気がある可能性
※上記以外の原因もあるため、不整脈を疑った時には病院を受診し医師に相談してください。
不整脈だと思った時は、すぐに運動をやめて休んでください!
それでもよくならない時は、すぐに病院を受診してください。
不整脈などが出ないように、無理はしすぎず自分の体に合ったペースや負荷で運動してください。
それでは今日も、良い筋トレライフを!
出典
(1)岡崎修「スポーツ心にみられる運動誘発性不整脈の発生要因の解析」、「デサントスポーツ科学」第9巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団