こんにちは。
みちのくDr.です!
本日は、食事で無理なく塩分制限して減塩する方法について紹介します。
高血圧などで塩分を気にしている人は、
「減塩ってどうすればいいの?」
「食事で塩分制限する方法は?」
と悩むことが多いのではないでしょうか。
そこで、本記事では、
- 減塩とは?塩分6gを目標減塩!
- 食事でおいしく楽しく減塩する7つの方法
この2つをもとに、減塩する方法についてわかりやすく紹介します。
本記事を通して一日の目標とする塩分量を確認しつつ、具体的な減塩方法を知れば塩分を制限するための行動を起こしやすいです。
減塩する方法をチェックして、今日から一つの方法でもいいので減塩にチャレンジしてみてください!
血圧が正常値の人も高血圧の人も塩分を気にしても気にしすぎることはありません!
若い頃の食生活が続いて、じわりじわりと血圧が高くなっていく人がほとんどです。
まずは、どうして減塩が必要なのか以降で一緒に確認していきましょう!
目次
はじめに、減塩とはどういったことで、どうして減塩が必要なのか説明します。
減塩とは、食事から摂取する塩分(食塩やナトリウム)の摂取量を減らすことです。
どうして減塩が必要かと言われると、塩分の過剰摂取が続くと、
- 高血圧
- 胃がん
- 食道がん
などの生活習慣病やがんのリスクが上がってしまうためです(2)。
病気のリスクが上がるって言っても、「いやいや、塩分過剰っていってもそんなに取りすぎてないでしょ!」と思う人もいますよね。
でも、厚生労働省が公表している以下の統計から、日本人はWHO(世界保健機構)が掲げる塩分摂取量の目安である1日5g未満のおよそ2倍もの塩分を毎日摂取しています。
そして、塩分の摂取量が多い状態は、次のグラフからわかるようにどの年代も同じです!
日本高血圧学会では、食塩摂取量が非常に少ない地域では高血圧の人は見られず、加齢に伴う血圧上昇もほぼないと公表しています。
そのため、若いうちから塩分の摂取量を減らす減塩に取り組むことで、塩分過多による病気のリスクを予防することできます!
塩分の摂取量の目安としては、各団体がそれぞれ次のように公表しています。
どれを目安にすればいいかわかりづらい時は、日本高血圧学会の1日6g未満を最終目標に、まずは楽しく厚生労働省の男性7.5g・女性6.5gを目安に減塩してみてください!
1日6g未満も達成できた人は、さらに高みを目指してWHOの1日5g未満まで塩分の摂取量を下げてみてください!
ここまで減塩できれば、塩分過剰による病気のリスクはほぼなくなります。
ほとんどの人は塩分過多のため、減塩による健康障害はありません。
塩分の一日の摂取量について、統計をもとに次の記事でさらに詳しく紹介しています。
塩分過剰と胃がんのリスクの関係を知りたい人などはぜひ合わせてご覧ください!
次に、食事でおいしく楽しく減塩する7つ方法について紹介します。
減塩する方法は次の7つです。
- 麺類のスープを残す
- 汁物は具だくさん・汁少なめ
- 食卓に塩やしょうゆを置かない
- 野菜の多い食事を食べる
- 加工食品を食べる量や頻度を減らす
- 塩分の少ない調味料を選ぶ
- 酸味・薬味・香辛料を効かせる
自分にもできそうなことが多い人がほとんどではないでしょうか?
以降で、それぞれの減塩する方法について詳しく説明します。
①麺類のスープを残す
食事で減塩する方法の一つ目は、麺類のスープを残すことです。
麺類のスープを残すと目安として、
- ラーメンのスープを残す 約4.5gの減塩
- うどんのスープを残す 約2gの減塩
- そばのスープを残す 約2gの減塩
上記の量の減塩になります。
ついついスープを完飲してしまいがちですが、スープは飲み干さずに残すようにしてみてください。
高血圧になってしまったら、罪悪感でラーメン自体もおいしく食べられなくなってしまうかもしれません…
ラーメン好きな人ほど、ラーメンを末長く食べられるようにするためにスープを残すことを潔し(いさぎよし)と思ってみてください!
②汁物は具だくさん・汁少なめ
食事で減塩する方法の二つ目は、汁物は具だくさん・汁少なめにすることです。
お味噌汁の場合、
- 具が少ない味噌汁 食塩1.5g
- 具が多めの味噌汁 食塩1.2g
と、0.3gも減塩することできます!
味噌汁は野菜増し増し・汁少なめで飲むようにしてみてください。
旬の野菜や魚介などの食べ物をたっぷり使うと減塩することできます!
具をたくさんいれて、塩分を控えてみてください!
③食卓に塩やしょうゆを置かない
食事で減塩する方法の三つ目は、食卓に塩やしょうゆを置かないことです。
食卓に塩やしょうゆを置くと、ついついたくさん使って塩分を摂りすぎてしまいます。
しょうゆなどの調味料は、はじめから小皿に盛って量を調整することがおすすめです。
最初から塩や醤油をかけるのも塩分を控えるのによさそうですが、実は反対に使いすぎてしまうことが多いです!
一手間ですが、塩分を控えるなら小皿に盛るほうがおすすめです。
もう一手間できる人は、ぜひ軽量スプーンで計測してみてください。
④野菜や果物の多い食事を食べる
食事で減塩する方法の四つ目は、野菜の多い食事を食べることです。
野菜や果物はミネラルの中でもカリウムが豊富です!
カリウムは摂取した塩分を体の外に排出してくれるので、野菜や果物を摂取するようにすることがおすすめです。
ただし、ドレッシングなどの調味料のかけすぎにはご注意ください!
ドレッシングは塩分が多く、特にカロリーオフのドレッシングほど塩分が多いです!
また、果物は糖分が多いので食べ過ぎにも気をつけてみてくださいね。
⑤加工食品を減らす
食事で減塩する方法の五つ目は、加工食品の食べる量や頻度を減らすことです。
- ハム
- ちくわ
- かまぼこ
- カップ麺
- ウインナー
- サラダチキン
などの加工食品は塩分をたくさん含んでいます!
加工食品はお手軽に食べれる反面、塩分過剰摂取になりやすいので食べる量や頻度を減らすと減塩することができます。
サラダチキンブームでタンパク質をたくさん摂れるのはいいですが、デメリットは塩分も摂りすぎてしまうことです!
食べるならサラダチキンは1日1個くらいに留めることがおすすめです。
タンパク質だけ補うなら他の食べ物や補助食品のプロテインを使うことがおすすめなので、次の記事も参考にしてみてください!
⑥塩分の少ない調味料を選ぶ
食事で減塩する方法の六つ目は、塩分の少ない調味料を選ぶことです。
調味料大さじ1杯に含まれる塩分の量は、次の図が目安です。
塩分を気にしつつ、カロリーも気にするならポン酢がおすすめです。
塩分の少ない調味料を好んで使うようにしてみてください!
塩分の少ない調味料も十分に塩分を含んでいるので、1番は使う量を少なくすることです!
使う量を少なくするなら、次に紹介する調味料を使ってみてください!
⑦酸味・薬味・香辛料を効かせる
食事で減塩する方法の七つ目は、
- 酸味
- 薬味
- 香辛料
を使うことです。
それぞれ代表的な調味料を3種類ずつ挙げると次の通りです。
酸味 | 酢 | レモン | すだち |
薬味 | しそ | ねぎ | にんにく |
香辛料 | わさび | 唐辛子 | 山椒 |
塩分を含んでいるものもありますが、塩分をほとんど含んでいないので表の調味料を使って味付けをして減塩してみてください!
減塩する7つの方法のうち、自分がすぐにできそうなものから実践してみてください!
1日6g未満を最終目標に、自分のペースでおいしく楽しく減塩チャレンジしてみてください!
本記事では、
- 減塩とは?塩分6gを目標減塩!
- 食事でおいしく楽しく減塩する7つの方法
この2つをもとに、減塩する方法についてわかりやすく紹介しました。
減塩とは、食事から摂取する塩分(食塩やナトリウム)の摂取量を減らすことです。
老若男女問わずほとんどの人が塩分を過剰摂取しているので、減塩して高血圧や胃がんなどの予防をすることがおすすめです。
食事で減塩する方法としては次の7つがあります。
- 麺類のスープを残す
- 汁物は具だくさん・汁少なめ
- 食卓に塩やしょうゆを置かない
- 野菜の多い食事を食べる
- 加工食品を食べる量や頻度を減らす
- 塩分の少ない調味料を選ぶ
- 酸味・薬味・香辛料を効かせる
自分が実践しやすいことから一つずつ取り組んでして、1日6g未満の塩分摂取量になるようにチャレンジしてみてください!
減塩して高血圧などのリスクを少しでも下げてみましょう!
それでは今日も、良い筋トレライフを!
出典