こんにちは。
みちのくDr.です!
本日は、禁酒100日の効果と体の変化や3ヶ月以上禁酒した時のメリット・デメリットについて紹介します。
お酒をやめようと思っている人の中には、
「断酒の効果とは?」
「禁酒した時の心体の変化とは?」
と、禁酒した時の効果などを知りたい人もいるのではないでしょうか。
みちのくDr.も2022年11月3日に禁酒を始めて100日が経過していたので、本記事では100日以上禁酒した時の効果や心体の変化の体験談を記載します。
1〜3ヶ月禁酒した時の心の変化について記載するので、お酒を断つとどうなるのか知りたい人はぜひ本記事をご覧ください。
自分は肝臓専門医として、肝機能が高い患者さんに「断酒しましょう」とお伝えすることが多いです。
でも、お酒を飲んでいる医者が患者さんに「お酒をやめましょう」と言っても説得力は一切ないですよね。
自分がお酒を飲み続けると、お酒をやめる患者さんのつらさを共感することもできないと思うこともあって、自分は禁酒を始めました。
もちろん、自分の健康やお酒の悪影響を取り除く目的でもあります!
これから断酒しようと思う人は100日以上禁酒すると心や体はどのように変化するのか、ぜひ禁酒した一人の肝臓専門医の体験を参考にしてみてください。
目次
禁酒して100日間の効果と体の変化について、へるし医ブログの筆者の1ヶ月から3ヶ月までの心境の変化などの体験を1ヶ月ごとに以下に記載します。
禁酒して1ヶ月を達成した時のお酒を飲みたいという欲と心体の変化は次の通りです。
- 欲望の変化:飲んでいる人を見ると飲みたくなる
- 心体の変化:お酒を飲んだ後のだるさが全くない
断酒して1ヶ月くらいだと、外で飲んでいる人を見たり、お酒の広告を見たりするとまだ飲みたくなる感じがしました。
実体験では、禁酒してから1ヶ月程度しか経過していないと、飲んでいる人の姿を見るとまだ脳を興奮させるドーパミンというホルモンが出て、「お酒を飲みたい」とたまに思うようです。
しかし、お酒を飲まなくなったため、睡眠の質が良くなったのはもちろん、お酒を飲む習慣がなくなって夜の習慣が一定したため睡眠時間も十分に確保できるようになりました。
禁酒して1ヶ月が経過した頃は8月で、外も暑かったため正直にビールを飲みたいと思うこともたまにありました。
しかし、ビールを飲みたいと思う時は、「ビールが飲みたい」のではなく「炭酸の爽快感が欲しい」と思っていたことに気づき、炭酸水やノンアルコールビールをゴクゴク飲んでいました。
もしかすると、のどが渇いた時にビールを飲みたいと思う欲求は、自分と同じように炭酸を飲みたいという欲求でしかないかもしれません。
のどが渇くとお酒を飲みたくなる人は、まずは炭酸水ファーストでのどの渇きをうるおしてみてください!
禁酒して2ヶ月を達成した時のお酒を飲みたいという欲と心体の変化は次の通りです。
- 欲望の変化:飲んでいる人を見るとまれに飲みたくなる
- 心体の変化:怒ったり不安になる回数が明らかに減る
断酒して2ヶ月くらい経過すると、あまりお酒を飲みたいと思わなくなりますが、CMなどでお酒を飲んでいる人を見るとまれに飲みたくなります(本当にビールのCMは上手にできていると感心させられます)。
心体の変化としては、睡眠や体調のさらなる改善に加え、喜怒哀楽のうちの「怒」と「哀」が減って、「喜」と「楽」を感じる機会が明らかに増えたと実感しています。
お酒を飲んでいた時もそこまで感情に支配されていると思っていませんでしたが(自分だけかも…笑)、禁酒してからはさらに感情に支配されることが少なくなりました。
自分が怒ったり悲しいと感じた時はもちろん、喜んだり楽しいと感じた時も、ふと「なぜ自分は喜怒哀楽の感情を持っているのだろう?」と俯瞰(ふかん)できるようになった気がします。
お酒をやめて2ヶ月くらい経過すると、どうやら自分の感情とこれまで以上にうまく対話できるようになるようです。
禁酒して3ヶ月を達成した時のお酒を飲みたいという欲と心体の変化は次の通りです。
- 欲望の変化:お酒を飲んでいる人を見てもついに飲みたいと思わなくなる
- 心体の変化:自分の気分とともに相手の感情にも配慮できるようになる
みちのくDr.は断酒して3ヶ月経過するあたりから、ついにお酒を飲みたいと全く思わなくなりました!
そして、禁酒2ヶ月目で自分の感情にとらわれないようになったのに加え、断酒3ヶ月からは他人の感情への配慮もこれまで以上にできるようになりました(少なくとも、自分はそのように実感しています笑)。
自分の正義と相手の正義がぶつかった時に争いになってしまうことが多いですが、断酒してからはより「自分の正義とは何か?」「相手の正義とは何か?」をより深く考えられるようになったと実感しています。
禁酒をすることで、ありのままの自分を受け入れ、相手の意見を尊重し、他者に貢献する意欲がより深まります。
今の自分をなかなか受け入れられない人は、ぜひ3ヶ月を目標に禁酒してみてはいかがでしょうか。
禁酒した時のお酒の欲望の変化も心体の変化も人によって違います。
あくまで、記載した体験談はみちのくDr.の体験談であり、お酒をやめなくても相手の感情や考えに思慮深く配慮できる人もいます。
しかし、もし普段怒りやすかったり、自分の意見を無理に押し通そうとしてしまいがちな人は、断酒すると心境を変化させるのに役立つかもしれないので、ぜひ禁酒してみてください。
本記事では100日以上禁酒した時の効果や心体の変化の体験談を紹介しました。
3ヶ月をこえて100日以上禁酒すると、心も体も予想以上に変化します。
個人的には、お酒を飲みたいという欲望が完全になくなるまでには3ヶ月かかり、同時に自他への思いやりの心も育まれました。
引き続き、今後も禁酒を継続するとどのように変化するのか、へるし医ブログで紹介します。
なお、禁酒の効果や3週間継続した時の変化については次の記事で紹介しているので、ぜひ合わせてご覧ください。
1ヶ月をこえて、100日以上禁酒すると心体にさらに大きな変化が出てきます。
ぜひ心と体の健康のためにも長期間の断酒にチャレンジしてみてください!
それでは今日も、良い筋トレライフを!