こんにちは。
みちのくDr.です!
本日は、体重計の体脂肪率はあてになるのかどうかについて紹介します。
体重計に乗って体脂肪率を測ると毎日変動して、
「体重計の体脂肪率はあてにならない?」
「体重計の体脂肪率が高く出る原因や変わる原因は?」
と、体重計の体脂肪率の精度ついて知りたい人が多いのではないでしょうか。
そこで、本記事では、体重計の体脂肪率は正確性について紹介します。
また、タニタなどの価格の高い体重計を買えば、より正確に体脂肪率を測れるかどうかについても説明します。
体脂肪率を正しく測るにはどうすればいいか悩んでいる人は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
体重計で体脂肪率を測ると、昨日より3%以上も高くてびっくりした経験がある人もいるのではないでしょうか。
また、体重が減って腹筋もうっすら見えてきたのに、体脂肪率が変わらなくて困っている人もいるのではないでしょうか。
では、体重計の体脂肪率は本当にあてになるのかどうか、以降で説明します。
目次
ズバリ、体重計の体脂肪率はあてにならないです!
体重計の体脂肪率があてにならない理由は、一般的な体重計では微弱な電気を足だけから流して計測する「生体インピーダンス法」という方法で計測しているためです。
微弱な電気を流して体の電気抵抗から体脂肪率を測るインピーダンス法では、1日の体の水分量などの変化で体脂肪率の計測値が大きく変わってしまい、正確性はそこまで高くないです(1)。
実際に、他の体脂肪率を測る方法と比べて、インピーダンス法では肥満な人ほど誤差が大きく、一般的な人でも3%ほど体脂肪率が高く出る可能性があると報告されています(1)。
体重計の体脂肪率の精度は高くないでの、毎日の体脂肪率の変動に一喜一憂しないようにしてください。
自分も2021年に体づくりした時に、自宅の体重計の体脂肪率はあてにならないことがわかりました。
当時の肉体改造前後の写真は以下の通りで、自宅の体重計での体脂肪率は、
- Before:23%
- After: 18%
と、太っていた時は低めに出て、腹筋バキバキの時は悲しくなるくらい高く出ました…
我が家の体重計は1,000円くらいで何年も前に買ったものだから正確性が低いということも考えられます。
しかし、体脂肪率を測定する方法は体重計によらず同じなので、体重計の体脂肪率はあくまで参考程度にするのがおすすめです!
体重計の体脂肪率はそこまであてにならないので、体重を測るおまけくらいに思うことがおすすめです。
体重計の体脂肪率は正確性が低いと言うと、「タニタなどの価格の高い体重計を買えば精度が上がるのでは?」とよく聞かれますが、高価格の体重計も精度が高いわけではありません!
体重計の測定方法は値段に関係なく、ほとんどがインピーダンス法でそこまで正確性は高くないです。
手足から電流を流して計測するインピーダンス法を実施できる体重計はともかく、足からしか電流を流さない体重計の体脂肪率の正確性はそこまで高くないので、あくまで「参考の参考」程度に考えてください。
体重計の目的はあくまで「体重を測る」ことであり、体脂肪の計測ではありません。
わざわざ高い体重計を買っても体脂肪率を正確に測れるようになるわけではないので、体重を測るならへるし医では安い体重計の購入をおすすめします。
では、体脂肪率をより正確に計測するならどうすればいいか以降で紹介します。
実は、体脂肪率を誤差なく厳密に計測する手段はまだありません。
しかし、手軽により正確に体脂肪率を測るなら次の画像のようなInBodyを使うことがおすすめです。
InBodyは自宅近くの以下のような施設で計測できます。
- ジム
- 接骨院
- 市町村のトレーニングセンター
1回500円程度(100–1,000円ほど)で利用できるので、次の参考リンクから自宅近くのInBodyを測定できる施設を確認して計測するようにしてみてください。
InBodyを使うとどのような項目が測定できるかについては次の記事で紹介しています。
ダイエットや体づくりをするなら、毎日自宅で体重測定することと月1回の頻度でInBodyを使って体脂肪率を計測することがおすすめです。
体重と体脂肪率を測るだけで、ダイエットの成功確率が上がりやすいので、ぜひ実践してみてください。
本記事では、体重計の体脂肪率は正確性について紹介しました。
ズバリ、体重計の体脂肪率はあてにならないです!
体重計は微弱な電気を流して体の電気抵抗から体脂肪率を測るため、1日の体の水分量などの変化で体脂肪率の計測値が変わってしまい、正確性はそこまで高くないです(1)。
ちなみに、高価格のタニタなどの体重計でも精度はそこまで変わらないことが多いです。
体脂肪率を少しでも正確に測るには、InBodyを利用することがおすすめなので、自宅近くの施設で一度計測してみてください!
それでは今日も、良い筋トレライフを!
出典
(1)曽根 幸喜, 体脂肪率測定法(空気置換法,多周波数インピーダンス法)の信頼性の検討, 理学療法科学, 2006, 21 巻, 2 号, p. 157-161