
こんにちは。
みちのくDr.です!
本日は、尿管結石症の症状や原因と治し方について紹介します。
急に腰痛を感じた人の中には、
「この痛みは尿管結石症の前兆の症状?」
「痛みを和らげる方法は?」
「治療するには何科に行けばいいの?」
と疑問に思う人が多いのではないでしょうか。
そこで、本記事では、尿管結石の症状とともにいますぐに痛みを和らげる方法や治療法についてわかりやすく紹介します。
激痛になる前になんとかしたい人やすでに本格的な尿管結石の痛みを感じている人は、いますぐできる対処法についてもぜひ本記事で確認して、少しでも早く痛みから解放されてください!

尿管結石は男性に多い病気ですが、女性でも起こる人はたくさんいます!
特に生活習慣が乱れていたり、仕事や家庭でのストレスを感じている人は尿管結石症になりやすいです。
では、尿管結石になるとどんな症状が出るのか、以降で説明します!
目次

尿管結石症になると主に次のような症状が出ます。
- 腰痛(疝痛発作という腰の痛み)
- 血尿
- 腹痛
- 冷や汗(あぶら汗)
- 吐き気・嘔吐
- 発熱
前兆や予兆の初期症状としては、上記の5つの症状の中でも特に軽い腰の痛みが出ることが多いです。
腰痛の痛みの場所としては、背中側の一番下のあばら骨(肋骨)と背骨(脊椎)の間あたりで、ドンドンと強く叩いた時に息が止まるほど痛い時は尿管結石症の可能性が高いです。
前兆として血尿になる人もいますが、検査しないとわからない程度の血尿のことが多く、目で見てわかるほどの血尿(肉眼的血尿)になる人はそれほど多くないです。
ぎっくり腰(急性腰痛症)などになる原因に身に覚えがなく、突然腰に違和感を感じたら尿管結石かもしれません!

初期症状を放置するとあぶら汗をかく程の激痛になったり、腎臓にバイ菌が入って腎盂腎炎という高熱が出る病気になる人もいます。
激痛になる前や本格的な痛みが出た時にはどう対処すれば良いのか、後ほど説明します!
では、尿管結石はどんなことが原因で起こりやすいのか、次に紹介します。

尿管結石の原因は、肝臓でプリン体が代謝された時に生じる尿酸の量が多くなって、腎臓で尿として排出される尿酸の量も多くなるためです。
おしっこの中の尿酸値が高くなると、尿酸の結晶の塊ができやすくなって尿管結石が生じます!
尿管結石症になりやすい人は、次のような原因がある人です(1)。
- 中年男性
- 不規則な生活
- 肥満症やメタボ
- 早食い・大食い
- ストレスが高い
- 激しい運動を良くする
- 高脂質・高タンパク食
- 習慣的な飲酒(特にビール)
- 高い尿酸値(7.0mg/dL以上)
- これまでに尿管結石になったことがある
上記の項目のうち、一つでも当てはまる人は尿管結石になるリスクが高いです。
尿管結石の痛みは人によっては救急車を呼ぶほどの激痛なので、少しでもあてはまる原因がなくなるように予防するのがおすすめです!

尿管結石症の予防は生活習慣を改善して「尿酸値を下げる」ことです!
尿酸値を下げる方法については、次の記事で詳しく紹介しているのでぜひ合わせてご覧ください。
尿酸値を下げる対策をすると尿管結石以外の病気もついでに予防できるので、尿酸値を少しでも下げられるようにしてみてください。

尿管結石症の痛みを和らげる方法について、前兆の症状を感じた時と本格的な激痛を感じた時の2つの場合で説明します。
軽い腰の痛みや違和感を感じた時
腰に軽い痛みや違和感を感じる時は、尿管結石の前兆の症状かもしれません。
少しでも早く治して悪化させないためには、次の5つを実践するようにしてみてください。
- 1日合計2L以上の水を飲む
- クエン酸を摂取する
- 激しい運動を控える
- プリン体の多い食べ物を食べない
- 高脂質・高タンパク質の食事を控える
①〜⑤の尿管結石の治し方を分類すると、
- おしっこの量を増やす:①
- 尿をアルカリ性にする:②
- 尿酸の産生量を減らす:③〜⑤
上記の通りです。
クエン酸を摂取するには、次のような無糖のクエン酸飲料やクエン酸のサプリメントを適量摂取することがおすすめです。
強い腰痛や冷や汗などの症状を感じた時
尿管結石症の痛みを少しでも和らげるには、うずくまるようにして腰を丸めて腹筋に力が入るような姿勢がいいかもしれません。
そして、次のようなロキソニンを服用すると10〜30分程度で痛みをとれることがほとんどです。
※小児・腎臓の機能が悪い人・ロキソニンなどにアレルギーがある人は使用を控えてください
痛みが取れれば、前兆を感じた時と同じように水をたくさん飲んだりおしっこをアルカリ性にするべくクエン酸を摂取してみてください。
それでも改善しない時は、石の大きさが1cmを超えて大き過ぎるなどの理由で自然には治らないかもしれないので、泌尿器科を受診することがおすすめです。

尿管結石は繰り返して発症しやすいです!
何度も尿管結石症を繰り返すと、腎臓などの機能が悪くなることもあるので一度医師に相談してみてください。
尿管結石症の激痛をきっかけに、ぜひ健康的な生活を意識して生活習慣を見直してみてください。

本記事では、尿管結石の症状とともにいますぐに痛みを和らげる方法や治療法について紹介しました。
尿管結石になると次のような症状が出ます。
- 腰痛(疝痛発作という腰の痛み)
- 血尿
- 腹痛
- 冷や汗(あぶら汗)
- 吐き気・嘔吐
- 発熱
腰痛の痛みの場所としては、背中側の一番下のあばら骨(肋骨)と背骨(脊椎)の間あたりで、ドンドンと強く叩いた時に息が止まるほど痛い時は尿管結石症の可能性が高いです。
尿管結石症の治し方としては、腰の違和感や軽い痛みを感じている時は次のように対処してみてください。
- 1日合計2L以上の水を飲む
- クエン酸を摂取する
- 激しい運動を控える
- プリン体の多い食べ物を食べない
- 高脂質・高タンパク質の食事を控える
すでにあぶら汗をかくほどの激痛を感じている時は、ロキソニンを服用すると10〜30分程度で痛みをとれることがほとんどです。
それでもよくならない時や尿管結石を繰り返す時は、泌尿器科を受診して相談してみてください。
尿管結石の痛みは我慢できないほどの激痛なので、できるだけ早めに予防できるようにしてみてください。

それでは今日も、良い筋トレライフを!
出典