こんにちは。
みちのくDr.です!
本日は、何人に一人が糖尿病なのかなど統計を紹介します。
生活習慣病の一つである糖尿病には、誰もがなりたくないですよね。
健康に気をつけている人の中には、
「何人に一人が糖尿病なの?」
「日本の糖尿病の患者数ってどのくらい?」
「年齢層で見た糖尿病の有病率を知りたい!」
このように思う人もいますよね。
そこで、本記事では、
- 治療している糖尿病の患者数の割合
- 日本の糖尿病が強く疑われる患者数の推移(グラフ)
- 年齢層ごとの糖尿病の患者数の割合
この3つをもとに糖尿病の患者数などの統計について説明します。
糖尿病は珍しい病気ではなく、乱れた食生活が続いてしまうと誰でも起こってしまう病気の一つです。
ぜひ本記事を通して、糖尿病の患者さんが実際にどれくらい多いか知り、糖尿病にならないように生活習慣を見直すきっかけにしてください。
「まさか自分がなるわけない」なんて思っている人は要注意です!
若いころはよくても、乱れた生活習慣が続くと糖尿病などの生活習慣病は誰にでも起きます。
どれくらいの人が糖尿病なのかを知って、他人事とは思わないで今日から生活習慣を気にしてみてください。
目次
治療している糖尿病の患者数は、次の図のように厚生労働省の平成29年(2017)患者調査の概況で328万9千人もいると調査されています。
平成29年の総人口が1億2679万6千人なので、糖尿病と診断されて病院で治療している患者さんは40人に一人です。
また、男女別に見ると、
- 男性 184万8千人
- 女性 144万2千人
上記のように、糖尿病の患者数は男性のほうが女性よりも少し多いです。
しかし、説明した患者数は「病院で治療している糖尿病の患者数」であって、糖尿病が強く疑われる人を含めると格段に患者数は増加します。
以降で、「糖尿病が強く疑われる人」を含めた患者数の推移も紹介します。
40人に一人と聞くと糖尿病の人は案外多くないと思ってしまうかもしれません。
でも、病院を受診していない隠れ糖尿病の人も含めると一気に変わります。
強く疑われる人も含めるとどのくらいか一緒に確認していきましょう。
糖尿病が強く疑われる以下のような人を含めると、日本の糖尿病の患者数の推移(グラフ)は次の通りです。
- HbA1c 6.5%以上
- 糖尿病の治療中
※国民健康・栄養調査でも、完全には糖尿病の患者数を把握しきることができないため「強く疑われる人」という表現がされています。
2016年時点では、糖尿病が強く疑われる人は1,000万人と、先ほどの治療している人のおよそ3倍もの人数です。
また、HbA1cという検査値が6.0以上6.5未満の糖尿病の可能性を否定できない人を含めると、糖尿病の可能性がある人は2,000万人と日本人の6人に一人の割合です。
グラフの通り、糖尿病が疑われる人は2007年がピークで2016年かけて減少しています。
それでも、高齢な人ほど糖尿病の疑いの人が多く、現在治療していない人が多い可能性があります。
病院でしっかり治療している人よりも、治療できていない「隠れ糖尿病」の人のほうが多いです。
- 仕事や家事で忙しい
- 恥ずかしい
- お金がない
理由はいろいろでしょうが、放置するとますます忙しさや恥ずかしさ、医療費がかかる原因になるのでぜひ受診するようにしてください!
最後に、一番最近のデータの令和元年(2019年)の国民健康・栄養調査の結果から、年齢層別の糖尿病が強く疑われる患者数の割合も紹介します。
年齢層別の糖尿病が強く疑われる患者数の割合は次の通りです。
糖尿病のリスクの一つは「加齢」なので、年代があがるごとに患者数の割合は増加します(4)。
特に、30代以降は段々と糖尿病が強く疑われる人が増えてきます。
若いうちから生活習慣に気をつけることが大切です!
20代の頃に乱れた生活習慣を送っていると、早い人で30代で糖尿病の疑いになってしまいます。
生活習慣も、若い頃からの行動の積み重ねが大切なので、早い段階から気をつけて下さい!
糖尿病についてもっと知りたい人や生活習慣をどうすればいいかわからない人はぜひ次の記事もあわせて確認してみてください。
本記事では、
- 治療している糖尿病の患者数の割合
- 日本の糖尿病が強く疑われる患者数の推移(グラフ)
- 年齢層ごとの糖尿病の患者数の割合
この3つをもとに糖尿病の患者数などの統計について説明しました。
治療している糖尿病の患者数は328万9千人と40人に一人の割合です。
しかし、糖尿病が疑われる人まで含める患者数は2,000万人で6人に一人の割合です。
生活習慣が乱れていると、早い人では30代で糖尿病になってしまうので若いうちから食事や運動の習慣に気を付けることが大切です。
健康も若い頃から少しずつ意識して、生活習慣を整えていきましょう!
それでは今日も、良い筋トレライフを!
出典
(4)厚生労働省「糖尿病」