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糖尿病で食べてはいけない果物とは?血糖値を上げる3つの果物の食品

糖尿病で食べてはいけない果物とは?血糖値を上げる3つの果物の食品

みちのくDr.
みちのくDr.

こんにちは。

みちのくDr.です!

本日は、糖尿病を気にしている人が食べてはいけない果物について紹介します。

糖尿病や血糖値を気にしている人の中には、

糖尿病の人や糖尿病を予防したい人が食べてはいけない果物は?

毎日りんごやみかんを食べても大丈夫?

と、どんな果物を食べてはいけないのか気になる人もいるのではないでしょうか。

そこで、本記事では、糖尿病で食べてはいけない果物や血糖値を上げる3つのフルーツの食品について紹介します。

糖尿病のリスクを下げたり糖尿病を悪化させないためにはどんな果物を食べないほうがいいか知りたい人は、ぜひ本記事を参考にして控えるようにしてみてください!

みちのくDr.
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果物は「果糖」という糖質が含まれる甘い食べ物なので、糖尿病や血糖値が心配になる人もいますよね。

 

実際に、糖尿病の人や血糖値が高めの人が控えたほうがいい果物の種類はあります。

 

では、糖尿病で食べてはいけない果物とはどんな種類の果物なのか、以降で紹介します!

糖尿病で食べてはいけない果物はない!

糖尿病で食べてはいけない果物はない!

結論として、糖尿病で食べてはいけない果物はありません!

そのため、毎日りんごやみかんなどの新鮮なフルーツを食べても問題ありません。

ただ、糖尿病で食べてはいけない果物がないからといって、果物の食べ過ぎは糖尿病を含めた病気のリスクを上げます1, 2)。

健康な人とすでに糖尿病の人の果物の一日の摂取量は次の通りです。

果物の一日の摂取量の目安
  • 健康な人 :200-300g1
  • 糖尿病の人:100g以内2

果物の摂取量が不足しても過剰でも糖尿病のリスクは上がるので、過不足なく果物を食べるようにしてみてください(1, 2)。

みちのくDr.
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「生」の果物を食べる場合には、糖尿病で食べてはいけない果物はありません!果物を食べる頻度が毎日でも問題ないです。

 

ただ、量だけ気をつけてみてください。果物の一日の摂取量の目安については次の記事で詳しく紹介しているのでぜひご覧ください。

 

しかし、「生」ではなく「加工」された果物の場合には食べてはいけないフルーツがあります!以降ではどんな加工食品を控えたほうがいいか説明します!

糖尿病で食べてはいけない果物の加工食品3つ

糖尿病で食べてはいけない果物の加工食品3つ

加工された食品の場合には、糖尿病の人や血糖値が高い人が控えたほうがいい果物の食品があります!

糖尿病で食べてはいけない果物の加工食品は次の3つです。

糖尿病で食べてはいけない果物の加工食品3つ
  1. ドライフルーツ
  2. フルーツの缶詰
  3. フルーツジュースや野菜ジュース

では、なぜ上記の3つの果物の加工食品は食べないほうがいいのか、以降でそれぞれ説明します。

糖尿病で食べてはいけない果物の加工食品①ドライフルーツ

ドライフルーツを食べると糖尿病のリスクを上げたり糖尿病を悪化させやすいです(3)。

ドライフルーツが糖尿病のリスクを上げたり悪化させやすいのは、さらに甘みをつけるために果糖やフルクトースと呼ばれる糖質が添加されているためです。

そのため、糖尿病を気にしている人は果物の種類に関係なく、ドライフルーツを食べないようにすることがおすすめです。

みちのくDr.
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ドライフルーツはいつでも食べられて保存がきく食べ物ですが、糖質の摂り過ぎになってしまいます。

 

また、ドライフルーツは果物を乾燥させる時にビタミンやミネラルなどが失われてしまっています。

 

せっかく果物を食べるなら新鮮なフルーツを食べて、どうしても新鮮な果物を食べられない時だけドライフルーツを食べるようにしてみてください。

糖尿病で食べてはいけない果物の加工食品②フルーツの缶詰

フルーツの缶詰も食べると糖尿病のリスクを上げたり糖尿病を悪化させやすいです。

ドライフルーツと同じように、果物の缶詰には果糖やブドウ糖がたっぷり含まれています。

そのため、糖尿病を気にしている人は果物の種類に関係なく、果物の缶詰も食べないようにすることがおすすめです。

糖尿病で食べてはいけない果物の加工食品③フルーツジュースや野菜ジュース

果物を加工して作ったフルーツジュースや野菜ジュースも糖尿病のリスクを上げたり糖尿病を悪化させやすい飲み物です。

市販の果物ジュースや野菜ジュースも、甘みをつけるためにブドウ糖や果糖などの糖質が加えられています。

たとえ100%果汁のジュースや野菜ジュースでも、果物や野菜に含まれる食物繊維が取り除かれているため、生の果物よりも糖質の吸収が早くて血糖値が上がりやすいです。

そのため、糖尿病の人は市販のフルーツジュースや野菜ジュースはあまり飲まないことがおすすめです。

みちのくDr.
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ですが、砂糖などを加えない手作りの果物ジュースやスムージーは果物のビタミンやミネラルなどを摂取するためにおすすめです。

 

ただ、ジュースにすると果物に含まれる食物繊維が減ってしまうのがデメリットで、市販の水溶性の食物繊維を足しても意味がないことがわかっています(4)。

 

なので、できれば生の果物を食べるようにして、時間がない人や手軽に果物の栄養を摂取したい人は手作りの果物ジュースやスムージーを作るのがおすすめです。

まとめ

本記事では、糖尿病で食べてはいけない果物や血糖値を上げる3つのフルーツの食品について紹介しました。

糖尿病で食べてはいけない「生」の果物はありません!

ただし、果物の加工食品を含めた場合には、次の3つはNGの食品です。

糖尿病で食べてはいけない果物の加工食品3つ
  1. ドライフルーツ
  2. フルーツの缶詰
  3. フルーツジュースや野菜ジュース

上記の3つの食品は、甘くするためにブドウ糖や果糖などの糖質がさらに添加されていて糖尿病のリスクを上げたり糖尿病を悪化させやすい食品です。

糖尿病や血糖値を気にしている人は、加工食品ではなく、できれば「生」の果物を毎日適量摂取するようにしてみてください!

みちのくDr.
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それでは今日も、良い筋トレライフを!

 

 

出典

(1)農林水産省「FACT BOOK 果物と健康6訂版」

(2)一般社団法人日本糖尿病学会「糖尿病診療ガイドライン2019」

(3)Tappy L, Lê KA. Metabolic effects of fructose and the worldwide increase in obesity. Physiol Rev. 2010 Jan;90(1):23-46.

(4)Wojcicki JM, Heyman MB. Reducing childhood obesity by eliminating 100% fruit juice. Am J Public Health. 2012 Sep;102(9):1630-3.

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