『へるし医』は、医師・佐藤将人による個人エッセイの場所です。

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Category 05 — Library / 書棚

書棚(しょだな)

記事の中で引用した本や、考え方の土台になった本を、概要やおすすめの人とともに紹介します。

よろしければ気になる本をお読みいただきつつ、その本から記事へ寄り道してみてください。

No. 01 · 2026.05

最悪のシナリオを、
ワクチンとして読む。

『超知能AIを作れば人類は絶滅する』

Eliezer Yudkowsky / Nate Soares

AI の行く末を、徹底的に悲観的なシナリオから描き出す一冊。研究者たちが長年積み重ねた懸念を、一般読者向けにかみくだいて整理している。煽情的ではなく、冷静なトーンで「最悪のケースを直視する」読書体験。

こんな人におすすめ

  • AI 不安を漠然と抱えていて、何が怖いのか言語化したい方
  • AI 楽観論・悲観論の両極を一度俯瞰したい方
  • 情報を「ワクチン」として受け取る読み方を試したい方

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    No. 02 · 2026.04

    「考える」を、
    もう一度ほどく。

    『考える機械たち』

    ニック・ボストロム / マレー・シャナハン

    AI の存在・能力・倫理について、複数の哲学者が異なる角度から考察を重ねる。「考える」とは何か、「機械」とは何かを、最先端の研究を踏まえつつ問い直す。

    こんな人におすすめ

    • AI 倫理の論点を体系的に把握したい方
    • 意識・知性の哲学に関心のある方
    • 未来予測ではなく、いま起きていることを丁寧に追いたい方

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      No. 03 · 2026.03

      「自分のために生きる」の
      罪悪感を、ほどく。

      『水源』 / 『肩をすくめるアトラス』

      アイン・ランド

      「自分の人生は、自分が望むもののために使っていい」——一見当然のようでいて、忘れがちな前提を、登場人物たちの生き方を通して問い続ける長編。読み終わるのに時間はかかるが、読後の身体感覚が変わる本。

      こんな人におすすめ

      • 「生きて、何をしたいか」という問いに、一度真正面から向き合いたい方
      • 「自分を中心に置く」ことに罪悪感を持ちがちな方
      • 長編小説で、思考を粘り強く育てたい方

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        No. 04 · 2026.02

        「時間を、手段に戻す」
        ための寓話。

        『モモ』

        ミハエル・エンデ

        時間を「節約」することに追われる大人たちと、ただ「聴く」少女モモの寓話。経済的自立のための手段だった「時間」が、いつのまにか目的にすり替わってしまう、その構造を物語として描き出している。

        こんな人におすすめ

        • 「お金(や時間)を稼ぐこと」が目的化していないか、立ち止まりたい方
        • Will / Can / Must のうち Will(自分のしたいこと)を見失いがちな方
        • 子どもに読み聞かせながら、自分も考え直したい方

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